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だんだい深くなる口付けに、私は必死に応えるしかなかった
背中に回されていた手は少しずつ場所を変える
「A、ベッド行こうか」
こくりと頷いてスマホの電源を切る
「ふふ、何してんの」
『電話くると北山さん帰っちゃうから』
「帰んねーわ」
そう言う北山さんもカバンから小包みを取り出す
さっき買ってきたんだろう
ソレが何かなんて聞かなくても分かった
家主は私のはずなのに手を取られてベッドルームへ
キスをしながらゆっくりと服を脱がせる
カチコチに固まる私を見てふふって笑うから
ムカついて腕をつねる
「いてぇ」
『む』
「ぶっさいく」
片手で私の頬をぎゅっと挟んで
されるがままの私を見てまた笑う
口角を片方だけ上げて微笑むと一気に服を脱ぐ
想像以上にいい体過ぎて吐きそう
私の頬を撫でて、キスをして、見つめ合って
もう一回キスをする
北山さんの手が少しずつ下がる
ブラの上からやわやわと揉まれる間も
キスは止まらない
背中に回った手が器用にホックを外す
なんか慣れてるっぽくて嫌…
守られているものが無くなった途端急に心許なくなってなんとなく胸を隠すと
「だぁめ」って手を絡め取る
チュッチュッと音を立てながら
頬、首、鎖骨、心臓の上と順にキスを落とす
胸の前で一旦止まって私と目を見てニヤリと笑うから鳥肌が立った
先端をペロリと舐めてから口に含むと
器用に舌で転がしてくる
『あ…..んっ…』
片手でもう片方の胸を揉んだり
先端をつまんだり
私は北山さんの方を掴んで
ただ与えられる刺に耐えるしかなかった
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年9月17日 0時
