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木兎「ヘイヘイヘーイ!」

黒尾「ツッキー!!そこ!締め甘い!!」


たまに目線をAにやると、

ニコニコと楽しそうに笑ってこっちを見ていた。


またネットを挟んだ木兎に視線を戻すが、


「…いた」


突如聞こえた、声に、



黒尾「⁉」



再び視線を戻した。



木兎「あ!夏樹さんじゃん!」



…コイツ、また来たのか。



Aはジャージの袖を握りしめて、

小さくカタカタと震えていた。



夏樹「悪いなー、木兎。

  今日はチョット、この子に用があってさ」



そう言って夏樹くんはAを指差した。


木兎「Aに?」


夏樹「おー、だから借りてく「やだ」え?」


夏樹くんの声を、Aが遮った。


A「…やだ」


Aは立ち上がって、小走りで俺の背中に隠れた。

赤葦が、ネットを潜ってこちらに来て、Aの肩を抱く。


夏樹「……」



気のせいか、夏樹くんの顔が一瞬、

苦しそうに歪んだ。



黒尾「なんでここにAがいるって知ってんの?」



素直に抱いた疑問をぶつけると、



夏樹「木葉から送られてきた写真に、

  Aが映ってたんだよ。烏野ってジャージ着て」



平然と答える夏樹くんに、少し、苛立ちを覚えた。



黒尾「…あー…夏樹くんさ、」



話が進まなさそうなので、口火を切る。



黒尾「…今さら、何の用があんの」



夏樹くんがしばらく黙ったところに、


追い討ちをかける。



黒尾「話があんなら、ここでして。」





すると夏樹くんはようやく重い口を開いた。







夏樹「……謝り、たいんだ」

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カカシ(プロフ) - maria20041121さん» ご覧頂き、ありがとうございます(*´˘`*)ご期待に添えられるよう頑張ります(*´˘`*) (2019年12月10日 13時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
maria20041121(プロフ) - 国見ちゃんがいいです!笑 (2019年12月9日 23時) (レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 国見ちゃん!!ツッキー来るか?!と思っておりました!ハイスピード更新お疲れ様です! (2019年12月8日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、いつも見てくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年12月8日 7時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - わああスガ( ; ; )切ない...毎日の更新ありがとうございます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月4日 9時

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