【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#4 (ページ9)

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A「おばちゃーんこんにちはー！」

「いらっしゃ、やだ！Aちゃんビショビショやんか！」

急な大雨に、当然、傘も持っておらず。

途中のコンビニで傘を買ったけれど、

風で裏返ってしまったため、

持ってきた着替え類も全滅。

もー、こんなに濡れてー、と

宮ママがタオルを持ってきて体を拭いてくれる。

お風呂入ってきな、との言葉に、素直に甘えることにした。

「Aちゃん着替えここ置いとくなー」

A「ありがとー」

お風呂から出ると、Tシャツと短パンが側に置かれていて、

A「いやこれ絶対侑か治のじゃん」

着ると予想通りぶっかぶか。

Tシャツでお尻まですっぽり隠れてしまう。

あと多分練習用だろう、バレーのハーフパンツは

ウエストのサイズが合わず、ゴムをぎっちぎちに縛ってカバー。

リビングまで戻ると、

宮ママがAの着替えや服を干してくれていた。

「このズボンとかはあんま濡れてなかったから、

すぐ乾くと思うわー。それまでちょっとそれで我慢してなー」

A「うん、ありがと」

「Aちゃん、なんか顔疲れてるなぁー。

あっちのベッド使っていいから、しばらく寝といてええよ」

このご厚意ラッシュというかなんというか、

これは関西のおばちゃん特有の様な気がする。

…そんなこともないか。

至れり尽くせりの待遇を受けて、

二段ベッドの下の段に入り込んだ。

目を閉じると、すぐ襲ってくる眠気。

Aはその眠気に、身を任せた。