【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#4

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A「ヨッシ！」

影山「！！」



日向の手から叩き出されたボールが、対面コートに落ちる。



Aと日向の連携は、

影山とのソレとなんら変わりなく。



澤村「今の…っ、影山と日向の…⁉」

菅原「スッゲー…」




コート端にいる部員がざわめいた。


しかし、1番興奮していたのは日向で。





日向「うぉっほぉおぉぉぉぉ！！！！！」





日向が自分の掌を見て叫んでいる。





日向「いいいいま！トス！落ちてきた！ました！」



山口「え…ちょっと全然分かんない…」

月島「…僕も…」




まあ、普通そうだろうね。



0.1秒の世界で、ボールが止まってるかなんか

当事者以外わかりっこないんだ。






________けど、アンタはわかったんでしょう？






影山がソワソワウズウズしている。

オーラで「早く教えてください早く教えてください」と

訴えかけてきている。





烏養「A、ついでに違い見せてやってくれ」





烏養に言われて、うなずき、再びネット前にもどる。




A「まず、飛雄が日向と普段やってるトスは____」




スパッとした軌道のトスは、アンテナを越えて落ちた。




A「こんなふうに日向の打点を通り過ぎるトスです」




隣で日向がモーレツに頷いている。





A「で、これからやろうとしてるのは____」




Aの手から放たれたボールは、

赤いテープの直上で、



菅原「えっ」





勢いがなくなり、そのまま下に落ちた。




周囲からどよめきが上がる。




山口「落ちた…」




A「日向の打点＝最高到達点となる、トス」




田中「A…やはり侮れんぜ…」

菅原「さすがベストセッター賞２年連続受賞者…」




A「回転のかけ方の難しさは今までの比じゃない。

　 私は単品なら出来るけど、試合中だったり、

　 日向みたいにちょこまか動かれたらできないと思う」





月島「ﾌﾞﾌｯ…ちょこまか…」

日向「うるせーぞ月島ァ！！」





日向が少ししゅんとした顔でAを見た。






A「でもアナタなら____…出来るでしょ？」






影山をピシッと指差して言った。


影山はゆっくりとこっちに近づいてきて。









影山「…やって、みせます」

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