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A「んぅ…」


目を開けると、目の前に侑の顔。


A「ほわぁ⁉いっ、」


驚いて起き上がると、二段ベッドの上段に、

思いっきり頭をぶつけた。


A「〜〜〜〜っ!!」


声にならない声で叫ぶと、ケラケラと笑う侑。


A「何してんのさ!」

宮侑「俺のセリフじゃ!

  何でAが俺のベッドで寝とんねん!」

A「今日泊まるって言ったじゃん!」


侑は昔から、本当に人の言うことを聞かない。


かくかくしかじか、今の状況を説明すると、

なんとか納得してくれたようだ。


A「侑部活は?」


治がいないから、今は部活中のはず。


宮侑「あー…」

A「…まさか」


思い立って、掌を侑のおでこに当てる。

侑は、熱があってもあんまり言わないんだ。


A「熱あんじゃん!」

宮侑「部活行ったけど帰らされた」

A「そりゃそうでしょ!」


とりあえず、寝て!と言って、

ベッドに侑を押し込んだ。


A「おばちゃんは?」

宮侑「なんかおらんかったで」


携帯を開くと、宮ママからのメールが1件。


要約すると、仕事頼まれて何時に帰れるか分からない、

父親も出張中だから、双子の面倒見てあげて。だと。



そっかー、おばちゃんお仕事か。


じゃあ、とりあえず____


A「侑ー、おかゆ食べるー?」

宮侑「…食べる」

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月20日 17時

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