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【突然の来訪者】 ページ21

武田「_来月になったら、

  期末テストあるの分かるよね?」


武田の言葉に、空気が凍る。



武田「…分かるよね?」



正確には今顔を背けた日向、影山、田中、西谷の4人の空気。


武田が東京遠征の約束を取り付けてくれてのだが、

まあもちろん期末テストで赤点を取れば補習があるわけで。



縁下とAは進学クラス(2年4組)で、

A(学年7位)は国語系と英語が学年トップ、

縁下(学年12位)は理系科目が得意_________ということを




常日頃からよく知る田中と西谷から援護を嘆願されたのだ。



A「まぁいいけど…」




この人たちに教えるの、ほんと根性いるんだよなぁ…。



考えていることは、縁下も同じらしく

観念したように頭を抱えて、ため息をついた。




縁下「A、どうやって対策する?」




縁下の言う対策、とはテスト対策などではもちろんなく、

対、田中・西谷のこと。



A「きのぴとカズは大丈夫だよね?」

木下「んー、まあ今回の範囲はまだ…」


木下と成田は、進学クラスではないものの

確か成績は良かったはずだ。



縁下「じゃ、やっぱりお前らだな」


田中「「ひぃん…」」
西谷

A「うーん…でも…対策っていっても要は復習だしねぇ」


しかもまだ一学期。

幸い、復習しなければならない範囲はそんな多くない。


縁下「まぁ、Aは文系得意で、

  俺は理系得意な方だから分担できるか」


部室にて縁下とAの足元に正座する田中と西谷は

期待に満ちた目で勢いよく顔をあげた。


A「ただしほんと授業寝てたら容赦しないから」


田中「「ひぃん…ッッ!」」
西谷


ガンつけると今までにないくらい2人が縮こまった。



東峰「おー、Aのあの顔珍しいな」

菅原「まあまだ時間あるし、効率よくやるべー」


田中「おお…っ!」



田中が優しい3年生を拝むように見つめる。



から、




A「「スガさん甘やかしちゃダメです!!!」」
縁下




一喝しておいた。




田中「「ひぃん…」」
西谷

…2→←…9



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あづ - クロのセリフで「酸素を回せ」が抜けていると思います。急にすみません。 (2019年12月13日 23時) (レス) id: a7b80352aa (このIDを非表示/違反報告)
みさお - 続編!まってました!!!スガさんすき! (2019年11月10日 11時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月10日 11時

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