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ミニゲームを明日に控えた、金曜日。
昨日の晩、部室に忘れ物をしてしまったことに
気付き、今日は少しだけ早く来た。
するともうすでに聞こえる、ボールの音。
体育館に足を運ぶと、
目に飛び込んできたのは
眩しいくらいの、オレンジ色の髪。
綺麗な放物線を描いて放たれる、トス。
彼はそれを一目見て。
目を輝かせていた。
苦しそうなのに、倒れそうなのに_____
___________どうして、あんなに嬉しそうに__
A「……翔んだ」
「「!?!?」」
ドンッという音が体育館に響く。
菅原と田中が、驚いた顔で振り向いた。
菅原「あっ エット これは…!」
澤村に密告されると思ったのだろうか、
慌てた菅原の言葉を遮った。
A「…__…セッターからのトスがあがるっていう
私たちにはごく普通のことが
あの子にとっては特別なことなんでしょうね………」
息を切らしながら、床に手をつく彼を見て、
ポツリ、そんなことを思った。
菅原と田中が不思議な顔でAを見ていた。
A「……__飛雄」
懐かしい彼の元へ、ゆっくりと近づいた。
影山「あっ、えっ、Aさん!?」
驚いたように名前を呼ぶ。
_______ちょぴっと背が伸びたかな、?
A「明日、勝ってね!」
自分に出来る限りの、笑顔を作って言う。
影山「………はい!」
と、だけ言い切る彼を見て、
懐かしくて、胸がキュウッとなって、また笑みが溢れる。
続けて、日向がキラキラした目で上を向いて、
日向「お…おれもガンブォォァァァァ」
盛大に、吐いた。
A「ぎゃぁぁぁスガさんッッ水!水!!!」
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みーこ(プロフ) - 赤葦オチ希望です!!! (2019年12月2日 12時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
ころな☆ - 宮ツインズ好きなんですけど、出てきますか! (2019年11月13日 9時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 赤葦の話がみたいです!! (2019年11月10日 11時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
薬味 - 続き楽しみにしてますー! (2019年11月7日 1時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
半紙(プロフ) - 楽しみにしてますぞぉぉおい(`∀´*) あたしツッキー推しぃぃ! (2019年11月6日 18時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月6日 17時