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______



A「おはよー」

黒尾「…ん」



翌日。




目を覚ますと、Aが運ばれてきた朝食を食べていた。



黒尾「いって…」



椅子に座って寝ていたためか、

全身のあちこちが固まっている。


背伸びをすると、身体中から嫌な音がした。



A「…おかゆ味ない…」



全身麻酔の後のため、食事はおかゆ。

Aはしょんぼりとして、渋々食べていた。



黒尾「体の調子はどうですかお嬢サマ」

A「もう調子がよろしくてよ、セバスチャン」



ニコニコ笑うAの頭を撫でる。

Aは、昨日のことを覚えていないのだろうか。









______…俺の、夢?









しかし、頬にはまだAの唇の感触が残っている。







そんなことを考えていると、自分の腹の虫がなった。


そういや、昨日も飯が喉を通らなくて結局何も食べてない。



A「ご飯食べに帰っていいよ、ありがとねー」



そんな俺を見かねてか察してか、

Aがおかゆを半分以上残して言った。




______…まあ、先生も目が覚めたら大丈夫って言ってたし…




黒尾「…ん、じゃあまたすぐ来るわ」

A「急がなくていいのに」




席を立つと、



A「…鉄ちゃん」




手をちょいちょい、と手招きして呼ばれた。




黒尾「なーに」




Aの口元に耳を近づける。

Aは、深く深呼吸したあと、ためらいがちに呟いた。





A「……キス、していい…?」






黒尾「…は、」







Aの吐息のかかった耳を抑える。

Aは、顔を真っ赤にして俯いた。







A「だ……だめ……?」





黒尾「……あ、いや……」






______…して、いいん…だよな。









ベッドに片膝を乗せて、体重をかける。






Aの頬に手を添わせると、

Aが肩をピクッと強張らせ、そっと目を閉じた。

…3→←【変わりゆく関係】



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カカシ(プロフ) - marindさん» marindさん、コメントありがとうございます(*´˘`*)黒尾編もう少し続きますので、是非お付き合いください(*´˘`*) (2020年1月2日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
marind - 黒尾さんやばい!めっちゃカッコいいいいい!!! (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8598985e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時

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