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薄明るくなる空にジンの煙草の煙が溶けていく
いつものように抱き締めてくれないジンにわたしはなんとなく悟って彼がその言葉を紡いでしまう前に口を開く
「終わりにしたいなら5秒だけ待って」
目を閉じて、深呼吸
その間に忘れてあげる
言えばジンはAのそういうところほんとに好きだよ、なんて少し寂しそうに笑った
これ以上何も言わなくていいから
だからこの夜を止めてよ
あまい過去の記憶なんてわたしは惜しくない
かたちのある未来なんかしがみつきたくはない
ふたりいっしょに
なんてそんなばかげた夢を、お互いに見ていたような気もしたけど
「なあ、愛してるよ」
「わたしもだよ」
火を消した彼はもう1度わたしにキスをする
苦くてまた泣いてしまいそうになった
愛してるっていうあなたの言葉は、さよならよりもずっと哀しい
これ以上もう何も言わなくていい
だからこの夜を止めてよ
ねえお願い
この夜を止めてよ
JUJUさんのこの夜を止めてよをジンくんで。やっぱりジンくんは切ない歌が似合うのかも、
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作者名：うた | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/deepblue
作成日時：2018年2月23日 12時
