紅に染まる瞳#１【親世代】 (ページ29)

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『そういえば、ジェームズ達どこいるかリリーしらない？』

「男子寮じゃない？」

『ＯＫ』

私は男子寮に上がって行こうとすると
リリーに止められた

「女子は男子寮へ行っちゃいけないのよ」

『甘いな、リリー。
行っちゃいけない訳であって
行けないわけでは無い』

私はそう言いニヤっと笑った

「貴方、いたずら仕掛け人の特に
ポッターやブラックに似てきてるわよ」

『どうとでも言え』

「じゃあ、なんで男子寮に行きたいの？」

ギクッ…
ハロウィンの悪戯を何にするかを聞きに行くなんて言えない
言ったらどうなるか…
そこへ運良くリーマスが談話室に入ってきた

「やあ、スピカとリリー」

「久しぶりねリーマス」

あらあらあら
と私がニヤついているとリリーから回し蹴り(弱め)が飛んできた
地味に痛いのが…
後から聞いたが友達として名前で呼び合ってるらしい
紛らわしいな…

「君たちどうしたんだい？
こんなところで」

「スピカが男子寮に行こうとしてね…」

私はリーマスに向かって
口パクで助けて
といった
それが伝わったのか伝わってないのか

「それは僕が呼び出してね
チョコのことで聞きたいことがあったんだ」

「あら、そうなの？」

リーマスに対する信用度半端ねぇ

私はあっさりリリーに男子寮行きOKもらった
私達は男子寮に行く途中の階段からお話が始まった

『よかったよリーマスがいて
さすが！』

「で、どうして男子寮に？」

『ハロウィンの計画どんなかなぁ？って』

「君も完璧悪戯仕掛け人だね(ニヤッ」

『あったぼうよ(ニヤッ』

「僕らの部屋はここさ」

『あ、そうかあの四人おんなじ部屋だっけ』

「ああ」

リーマスはそう言ってノックしたあと
返事を聞かずに扉を開いた
…ノックの意味ある？

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記念すべき三十話目。by作者