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梟が吠えメールを送ってきたからだ
しかし一枚しかない
おおよそ、シリウスの母上と私の母上は仲がいいから一緒に描かれてるんだろう
シリウスもその事が予想についたらしい
私はシリウスと目を合わせて同じタイミングで全力疾走した
「ちょ、シリウスゥゥゥウウ！スピカァァアア！」
後ろからジェームズの声が聞こえた気がした
『え⁉︎シリウス、足早っ』
「梟も負けてないぞ！」
私は後ろを振り向いた
フクロウが追ってきている
少なくとも談話室に入らなければ
私は速度をあげた
「お、おま…お前こそ足、早くないか！？」
『ハハッ…おっさきぃぃ』
私は全力で走りシリウスを少し抜いた
しかし、シリウスも負けてない
全力で走ってよこにならぶ
「談話…室…に先に…ついた…方が…勝ち…だからな」
走りながら喋るもんだから切れ切れになりながら喋っていた
いつかの運動会を思い出す
『ま、負けてたまるかぁああ！』
「こっちこそぉぉお！」
私たちは本気で戦っているが
大声をあげながら全力疾走する生徒を周りの人たちが
どんな目で見るかはお分かりいただけるだろう
…よかったよ、この場所に先生がいなくて
前方に談話室の入り口が見えた
あ…そういえば私たちフクロウから逃げてるんだっけ？
シリウスと競争するのが目的になるとこだったセーフ
『カプート・ドラコニスゥゥウウウウ！』
私は手前50mぐらいの時合言葉を言った
すると太った婦人は驚いたように私達の方を一瞬見て
すぐに開けてくれた
そして私とシリウスは同時に談話室に入り込んだ
そして壁をつたってずりずりと座り込んだ
超息切れするんだが
「これ…はど……っち…が勝ったん…だ？」
シリウスの方も息切れしまくってる
『どっち…でも良……いじゃ…ん
吠…え……メールか…ら逃げ切れ…た…んだから』
そう言って私達はハイタッチをしたしかし次の瞬間
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作者名：渓谷 | 作成日時：2022年1月7日 22時
