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私はチキンやら何やら口に掻っ込んでいると目の前から幽霊が出てきた
『うおわっ!』
私は乙女らしかぬ声を上げた
「もしかして、君、ほとんど首無しニック?
父さんが君のこと話してた」
ジェームズが言った
「むしろ、呼んでいただくのなら
ニコラス・ド・ミm…ん?
今回は面白い人がグリフィンドールに来たものだ!」
ニックは改まって言おうとしたが
急に言葉を切って愉快に笑い出した
そして、私とシリウスに握手を求めてきたから
それを私たちは握ろうとした…が
勿論ゴーストなのですり抜けてしまう
「あぁ、私はゴーストなんでしたね
それはそうと、貴方達はブラック家とロジエール家の者でしょう?
純血主義なのにグリフィンドールなのですか?」
ニックがそう言うとみんな知りたかった事のようで
グリフィンドール周辺がシーンとした
「『私/俺 は純血主義じゃない よ/ぜ』」
するとみんなは聞きたかった事はそれだけなのか
また、グリフィンドール周辺が賑やかになった
「そうなんですか?
驚きですね!」
「そういえば、
なんでほとんど首無しニックはほとんど首無しなの?」
ジェームズが不思議そうに尋ねた
私は嫌な予感がしてテーブルに顔を伏せた
「ほら、この通り」
後にジェームズから聞いたが
ニックは
首から頭がぐらっと落ち
ちょうつがいのように開いたそうだ
食事中にやるんだから結構なものだ
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作者名:渓谷 | 作成日時:2022年1月7日 22時