5 ページ5
*
また上まで上がろうとするマネの西村を
コンシェルジュに任せて、エレベーターに乗る
自分の部屋の階について
ドアの鍵をかけて出たから
まずちゃんと鍵がかかってるか確認する
…ん、ヨシ(笑)
鍵を出してそーっと解錠して
ドアもそーっと、開けた
廊下はフットライトだけがついていて
リビングのドアから灯りが漏れている
音を立てずにまた(笑)そーっと近づくと
『…にぁ』
子猫が出迎えてくれた
でもすぐまたソファに戻っていく
「…ん、みるく…？」
子猫がぺろぺろとAちゃんの頬を舐めて
「…ふふ、くすぐったいよ…っ//」
身体を起こしたAちゃんがおれに気づく
O「…ただいま」
「…お、おかえり…なさい…//」
立ち上がろうとするから
O「いいよ、座って…寝てていいから」
上着を脱いで寝室に置いて
手洗いや嗽をすませてリビングに戻った
「何かごはん…」
やっぱり立とうとするから
O「…こら、座ってろ(笑)」
ソファに座らせて、自分も横に座る
肩を抱き寄せて
頭のてっぺんにキスを落とす
そこで…テーブルの上の紙に気づく
O「…これなに？」
「あ、えっと…向こうで通ってた病院からで
こっちでの転院手続きの書類なんだけど…」
半ば無理やり東京に戻しちまったから
こっちでも早めに病院へ連れてってやりたい
O「んじゃさ…明日行こうぜ」
「ぇ？明日…おしごとは？」
おれを見上げる顔が不安げに曇る
O「Aはなんも考えなくていーの」
今度はその唇にキスを落とすと
おれとAちゃんのあいだに
ぎゅーぎゅー入ろうとする子猫(笑)
O「…オイ、邪魔すんな(笑)」
Aちゃんの意識が子猫に移ったから
水を取りにキッチンに行くと
「…ぁ、智さん…」
子猫をソファに置いて
おれを追ってくるAちゃん
O「…んぉ…どした？」
「…ぁの…び、病院って…事務所のひとからなにか
言われたり…しないのかな…」
…ん？
「…ぇ、っと…その…」
O「…あぁ、明日事務所にも寄ってうちの御用達の
病院紹介してもらお？」
最近は個人情報保護とかって
入院したりしても病室教えてもらえねぇけど
通院はやっぱ顔バレするとまずいし
少しでもAちゃんの負担を減らさねぇとな
O「大丈夫だよ、ちゃんといい病院にいこ？」
そういうと
Aちゃんが安心したのか、微笑んでくれた
…よかった♪
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nanasnow1105(プロフ) - 初めまして！最近大野くんにハマって小説読ませていただきました！僭越ながら､ピンク作品も読ませて頂きたいのですが､パスワードが分からず…教えていただくことは可能でしょうか？ (1月28日 20時) (
レス) id: 5d171b44a7 (このIDを非表示/違反報告)
咲優(プロフ) - ちかさん» こちらこそお待たせして申し訳ナイです(*´ω｀*)忙しいというかいろんなことに巻き込まれすぎて(笑)人間、眠らないと壊れます(笑)今は少し落ち着いたのでまた更新していきます(^-^) (2019年3月9日 23時) (レス) id: 4728198315 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 咲優さん、お久しぶりです！お忙しかったんですね！私も衝撃からなんとか、立ち直りつつあります、、、。これからも更新楽しみにしています！ (2019年3月9日 20時) (レス) id: 9fe3a57af1 (このIDを非表示/違反報告)
咲優(プロフ) - ちかさん» ちかさん♪いらっしゃーい(^-^)ほんと毎日暑いですよねー！うん、もうすでに熱中症になったよ(笑)軽くで済んだけど仕事は休んでしまった(u_u)幸せに向かうふたりをまだまだ見守っててくださいね(*´ω｀*) (2018年8月16日 15時) (レス) id: 4728198315 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 咲優さん、こんばんわ！ご無沙汰してしまってごめんなさい！毎日暑いですね！暑い中の更新ありがとうございます！幸せにむかってる感じでこちらまで頬が緩んでしまいます！熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね！！ (2018年8月15日 23時) (レス) id: 9fe3a57af1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
