My Little Mermaid 5

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なんとか家に上がりこもうとするマネを押しのけ


無理やり追い出して玄関を閉めた


「…ぃいの？マネージャーさん…」


O「いーの！今日は仕事夕方からだから」


ドアを申し訳なさそうに見るAちゃんを連れて


リビングに戻ってきてまたソファに座る


O「…おぉ…みんな腹でけぇな」


表紙はお腹の大きな女のひとがふたり


お腹に手を当ててにっこりと微笑んでた


「…こんなに大きくなるんだ…」


Aちゃんの声が不安そうに聞こえて


…しまった！おれの言葉がまずかったかな…


O「…で、でもすげぇ幸せそうな笑顔だよな〜

やっぱさ、好きなひとの子どもがお腹にいるって

幸せに感じるんだな」


ね？Aちゃんもそうだろ？って


隣のAちゃんの顔を覗き込んだら…


「…こんなに大きなお腹でも…私のこと…好き…？」


少し目尻に涙を溜めながら


おれにそんなことを聞いてくるAちゃん


…あぁ、めっちゃ可愛えぇ//


O「当たり前だろっ！おれの大好きな娘がおれの

分身の赤ちゃんお腹に入れて育ててくれてんの

感謝しかねーわ(笑)」


ぎゅっと抱きしめて頭を撫でてやると


「…そ、か…よかった…//」


コテン、と頭をおれのほうに傾けてくる


その甘えてくれる仕草がやっぱ嬉しくて


そっと頬を包んで上を向かせる


「…さ…としさ…」


薄く開いた唇にキスしようと近づく…


『んにゃぁぁぁぁぁあっ！』


部屋の隅っこから、鳴き声が(笑)


O「…くっ(泣)いいとこなのに…」


「…ふふ、無視するなって(笑)」


Aちゃんが可愛く笑って


O「…うぉ///」


おれにキスして立ち上がる


「…はいはい、みるく〜ごはん食べる？」


にゃーにゃー鳴いてる子猫のケージに向かって


声をかけながらキッチンに入ってくAちゃん


…不意打ちにキスされたおれは


しばらく動けなくてソファで固まってた(笑)


…Aちゃんからのキスって


こんなに破壊力あったっけ？





子猫にごはんをやって


ソファに戻ってくるかと思いきや


「ちょっとお洗濯するね」


…え？そんなん急に動いて大丈夫なの？


心配になってウロウロ後を付いてまわってると


「…大丈夫だよ(笑)」


なんて笑ってるけど


O「…ちょちょ！それはおれが持つから！」


迂闊に重いものを持とうとするから


…やっぱ目が離せねぇな(笑)






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