My Little Mermaid 5

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マネ「着きましたよ！大野さんっ」


マネージャーの声にはっと目を覚ます


…寝てたんか(笑)


O「…ん、あんがと。じゃ明後日ね」


明日は休みだし、お楽しみもあるし♪


運転席から手を振るマネに手を振り返して


車を降りて部屋に向かう


ちょっとおどろかすつもりで


自分の鍵でそーっと部屋に入るおれ(笑)


リビングのドアの向こうから


Aちゃんの声が聞こえる…


「ね、みるく…ホントにおとなしくできる？」


『にゃあ』


「移動にあんまり時間かけられないから、たぶん

飛行機の移動になるかもね」


…飛行機？Aちゃんどっか行くの？


「とりあえず智さんにはまだ内緒ね」


『んにゃ！』


な、内緒…なのか(笑)


とりあえずおれも聞かなかったことにしよ…


わざと足音を立てて廊下を進む


「…ぁ、みるく！帰ってきたよ」


リビングのドアを開けると


足元にまとわりつく黒い毛玉(笑)


O「…ただいま、A」


するとまた足に鋭い痛みが！(笑)


「…ふふ、ぼくもいるよって」


爪を立ててジーパンをよじ登ってくる毛玉を


O「…すまん、ただいま。みるく」


抱き上げて頭を撫でてやる


『んにゃあ』


「ふふ、みるく嬉しそう」





メシの前に風呂に入って


今日もゆっくりAちゃんの美味いメシを食う


ダイニングテーブルの足元では


みるくがのんびりと寝そべってる


「今日の病院でね…」


Aちゃんが嬉しそうに子どもの話をする


…なんかいいな、こんなに落ち着いてる生活


「…でね、ぴよちゃんだいぶ大きくなってたの」


O「マジで！よかった〜もう大丈夫だよな」


おれの言葉にAちゃんが微笑む


安定期に入って


Aちゃんの体調が日に日に良くなって


Aちゃんの笑顔も戻って、嬉しい限りだ





作ってもらったから


片付けはもちろん、おれがやる


綺麗に片付けて


冷蔵庫からビールを1缶持ってソファに座った


Aちゃんが風呂から上がって


同じように冷蔵庫から水を取って隣に座る


何になのか分かんねぇけど


ふたりで缶とペットボトルを合わせて、乾杯


そのままゴクゴクとビールを飲んだら


…隣でぽーっとおれを見ているAちゃん


O「…ん、なに？」


するとちょっと顔を赤くして俯くAちゃん


そしてぼそっと、ひとこと


「…かっこいい//」





〜☆sexymermaid2☆〜

『switch』に続きます

咲優( 'ч' )




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