65話 ページ16
魏嬰｢それで？
どうなんだ？｣
彼はニヤニヤと笑いながら問いかけてくる
あー、これは絶対話すまで離してくれないな
｢別に……良い方だとは、思うけど…
逆に嫌いになる人なんていないだろ…｣
魏嬰｢おい、まさかそれで俺を誤魔化せるとでも思ってるのか？｣
彼の視線に気まづく、そっぽを向いていたら
顎を掴まれ、無理に視線を合わせられる
｢うぐっ……いたひ…｣
魏嬰｢お前、あんな熱烈にアプローチされてるのにまだ道呂になってないのか？｣
｢ど、道呂！？｣
あぁ、なんて頷く彼は不思議そうに見てくる
暫く沈黙が続き
なんとも言えないこの空気に耐えきれず
｢なんていうか……
俺には命を懸けて一生そばにいて守りたい人がいるから…
あ、一生じゃない。
その時が来るまで、、、
だけど……｣
魏嬰｢お前は、そいつの事が好きなんだ？
何で想いを伝えない？
この俺が手伝ってやるよ｣
月明かりに照らされて
そう言いながら笑いかけてくれる彼は息を飲むほどカッコよかった
笛をくるくると回しながら、んーっと悩んで
楽しそうにしている
きっと俺に恥をかかせようとしている
_______そんな彼が愛おしい
________________嗚呼
___君に好きと伝えられたらいいのに
正確にいうと好きだった、、、なのかな
｢ふっ…｣
魏嬰｢おい、何笑ってるんだ！
この俺が真剣に考えてやってるんだぞ！
お前は明日から泣くほど働いてもらうからな！｣
自然と笑みが溢れた俺を見て彼は頬を膨らましながら怒る
｢ごめんごめん、ありがとう｣
久しぶりのこの平凡なやりとりに、楽しくて
心が温まっていく気がした
魏嬰｢お前と沢蕪君結構お似合いだと思ったんだけどな〜｣
｢そんなふうに見られてたんだと思うと恥ずかしいな…｣
魏嬰｢今後が楽しみだな
さて、俺はもう寝るぞ｣
彼は伸びをしながらまた洞窟へと入っていった
俺はずっと魏嬰だけを好きでいると思っていた
だが
毎日考えてしまうのは
心にいるのは
いつしか貴方になってしまったみたいだ
魏嬰｢Aー！！
いつまで外にいる気だ！
早く寝るぞ！｣
｢今行くよ！｣
ただ
まだハッキリとはしないこのよくわからない気持ちは
閉まっておこう
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愛翔(プロフ) - みのもんたさん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！！なかなか更新出来ずに、申し訳ないです😫今のとこ藍渙との絡みは少ないですが、頑張ります！！ (2月27日 0時) (
レス) id: 3366d72dc2 (このIDを非表示/違反報告)
みのもんた(プロフ) - 最高ですこのお話、、、！✨この小説読んでからというもの藍渙loveになってしまいました😫ありがとうございます！更新お待ちしてます♡ (11月5日 15時) (レス) id: a405043ec8 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - 529zinbeizameさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです(>ᴗ<)なかなか更新出来ていませんが、頑張ります！ (10月8日 0時) (レス) id: f5161e3e77 (このIDを非表示/違反報告)
529zinbeizame(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました！とっても設定が好きです💕更新待っています！ (2023年3月31日 23時) (レス) @page28 id: c26de05c7b (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます！！2回目？ですかね！？ありがとうございます(T^T)とても嬉しいです！！！最近、あまり話が思いつかず…苦戦していますが少しずつがんばります！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: 1430ab9c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛翔 | 作成日時：2022年2月19日 0時
