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「俺らはCampfireすればいいのね」
「その無駄に良い発音なんなの面白いんだけど」
「Campfire」
「キャンプファイヤーじゃねえけどな」
班ごとのバーベキューの準備は、女子３人と北斗くんと�眞呂�んが材料や調理を、慎ちゃんと樹くんとジェシーくんが火の管理を担当することになった。
「きょもは何してんの？」
「俺が調理に手出しすると無駄に散らかるって
樹に止められたから、なんか、ぼーっとしてる」
「暇なら火起こし手伝ってよ」
「え、それはイヤ、絶対暑いじゃん」
「…わがままな坊ちゃんだな！」
それぞれの場所でそれぞれ盛り上がっていて、もしかしなくてもこのグループ、他のどこよりもとんでもなく喧しいかも、と思わず笑ってしまう。
「…Aちゃん上手いね、料理得意？」
『…、やらないことはない、けど
すごく得意ってほどじゃないから、微妙…』
「でも大体のこと出来るでしょ、十分だよ」
『…北斗くんこそ、慣れてるよね？』
「俺はほら、下手の横好きって感じだから
結構やることにはやるけど、上手くはないよ」
謙遜して言うけど、本当に手際が良くて、この歳の男の子として考えると相当上手なのかも、と思う。
私はというと、こんな風に誰かと隣同士で会話をしながら、手元を見られながらの作業に、無駄に緊張してしまって。失敗しないように、怪我をしないようにするのでいっぱいいっぱいだった。
「うわ、危ねぇ」
「あ、ごめんっ」
「大丈夫、怪我してない？」
「……うん、ありがと」
凛花ちゃんは�眞呂�んと…なんか、どことなく、良い雰囲気になりつつあるような気が。例のコンビニの店員さんはどこにいってしまったんだろう。
陽菜ちゃんの様子を横目で伺うと、肩を竦めて笑っていたから、私もつられて笑ってしまう。
「AHAHA！ちょ、陽菜、陽菜助けて！焼かれる！」
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作者名：春野菜
| 作成日時：2020年7月23日 20時
