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望くんと目を合わせる自信が無い私は、
まだ望くんに背を向けていた
でも、
「............」
望くんが背後にいる気配が消えなくて、
私はゆっくり後ろを振り返った
すると、
「えっ」
望くんが私をじっと見つめていた
そしてそのまま私に近づくと、
「っ」
「そんなに俺のこと気になるん？」
キスしてしまいそうなほど近い距離で言う
私は動くことが出来なかった
「望くんっ...」
望くんが急に私の髪の毛をそっと指ですくう
私はどうかこのドキドキとうるさい鼓動が望くんに届きませんようにと願った
「俺に興味、あるん？」
色っぽい声で、瞳で、指で私を惹きつける彼はずるい
これじゃまるで私が望くんのこと好きみたいじゃないか
そんな叶わない恋なんてしたくない
どうせ私なんて相手にされるわけがない
そう分かってるのに、
どうしてこんなにも望くんのことを考えてしまうのだろう
「ない、です、絶対...」
「へぇ...そんなに顔真っ赤にしてよく言うわ」
「っ」
ふっと軽く笑うと望くんはそのまま私から離れ、
自分の部屋に戻った
私は望くんの背中が見えなくなると同時に、
ペタリと床に座り込んでしまった
辛い
ほんとに辛い
望くんがほかの女の子といろいろしているってことは明白で、
でもそれをそばで見ていなくてはいけない
もう嫌だ
そして、
「好きになっちゃった...」
望くんのことを好きになってしまったことをもう認めざるを得なかった
一番好きになってはいけない人を好きになってしまった
ほんとにバカだと思う
こんなにも辛い道を選んだのだから...
.
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なのは(プロフ) - NANAMIさん» ありがたいお言葉ありがとうございます〜！頑張ります(^^)/ (2018年12月22日 18時) (
レス) id: c46f4189c6 (このIDを非表示/違反報告)
NANAMI(プロフ) - 更新、大変だと思いますけど頑張ってください！ (2018年12月18日 16時) (レス) id: da61253991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのは | 作成日時：2018年11月11日 17時
