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僕は母と2人きりで生活していた。父の姿は一度も見たことがない。

今日もいつもと変わらず、商人として働いている母の帰りを晩御飯の支度をしながら待っていた。母はあまり僕を外へ出したがらない。外へ出たことといえば洗濯物を干す時や庭の草むしりをする時くらいだ。

僕は商人という母の仕事を見たことは無い。本当に商人なのだろうか。母は、帰るといつも疲弊していた。初めは、商人という仕事はとても大変なのだろうと思うだけだったが、近頃の母は重度のものになっているような気がした。アザができ、傷も増えていた。

しかし母は、「心配するな。お前が気にすることでは無いよ。」そう言うだけであった。

でも、今日はいつもと違かった。

扉の方から物音がしたので母が帰ってきたのだと嬉嬉として戸を開くと、目の前にいたのは母ではなかった。

母とは商人と客という立場で仲を深めていたという、僕にもいつも優しくしてくれるおばちゃんが立っていた。


母はいつも言っていた。「お前は可愛いから心配だよ。」



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忍たまのBL小説です。
男主の総受けとなっております。
所々甘々です。執筆状態:連載中
























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作者名:めろん | 作成日時:2024年2月17日 16時

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