今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:470 hit
小|中|大
3 ページ4
おじいちゃんは、私に問いかけながら、片目を見開いて返事を待っている。
初対面の人からの台詞に多少驚きはしたが、“居場所”を探していた私にとって、その提案を断る理由などどこにもなかった。
「えっ……。は、ぁは、はいっ!」
「…学園長先生!?」
おじいちゃんと私とで進めているこの展開に小松田という男が一番戸惑っていた。手をわなわなと震わせながらおじいちゃんと私を交互に見ている。
(このひと学園長……!?)
私の返事を聞いたあと、学園長だというおじいちゃんは事務の台詞を無視して笑顔で話を続けた。
「おお。良い返事じゃの!ではわしの部屋へ行くかのぉ。小松田くん、お茶と食堂のおばちゃんを連れてきてくれ。」
「あ、はい!わ、かりましたぁ…。」
私は門をくぐり、目の前のおじいちゃんについて行くことにした。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めろん | 作成日時:2023年8月30日 22時