規則正しい生活 ページ15
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本当はわかってた。
私のマジカルペンの魔法石に、黒いシミが沢山溜まっていたこと。
それに気づいたのは、リドル先輩のオバブロ事件のとき。
学園長にオバブロについて聞かされたときに自分の魔法石はどうなってるんかな〜、と気になって見たのが始まりだ。
エースとデュース、それからグリムの魔法石はポツポツとシミが出来ていただけだった。
でも、私の魔法石は半分くらいブロットで黒く染まっていたのだ。
『(なんで…？そんなに魔法使ってたかな…)』
皆に気づかれないように、ペンをポケットに素早くしまい込んだ。私のは全然だった、なんて嘘まで言って。
学園長曰く、自身の体に休息を与えることで、魔法石の色は元に戻るらしい。私はその日早速休息をとった。たっぷりゆっくり寝たし、ご飯もしっかり食べた。
なのに、私の魔法石は半分ブロットに染まったままだった。
周りの人にバレたらまずい。とにかく私は毎日色変え魔法でブロットが溜まっていないように見せるようにした。
色変え魔法は長時間使ってもあまり魔力を消費しないためである。
未だに私の魔法石はブロットに染まっているし、なんなら少し増えた気がする。半分より上まで染まった。
『(………足でまといになるだけ、)』
私がオバブロする日もそう遠くないかもしれないな。
そんなに魔法使ってたかな？
人並み程度に留めていたんだけどな。
休息だってめちゃくちゃとってたのに。
『なんで…』
ユウ「……Aちゃん………」
『ユウくんは…気づいてた……？私の、ブロットが…溜まっていること』
ユウ「………うん、気づいてたよ。リドル先輩のオバブロのとき。それからレオナ先輩のオバブロのとき……。
ワンチャン三バカも気づいてるし、ジャックも気づいてるかも」
暖かい優しい手で私の頭を撫でるユウくん。
『…そうだったんだ…じゃあ、色変え魔法も意味なかったなあ』
ユウ「…！色変え魔法……？Aちゃん、君もしかして…！！そうやって今まで…！？」
『うん、皆に気づかれないようにしてた。なんかまずいんだろーなーって気づいてたから。
でも打ち明けるのも怖くて…でも打ち明けないことも怖くて…。どうしたら分からなくて、ずっと色変え魔法に頼ってた』
ユウ「Aちゃん………」
だからなんだ。
ブロットが溜まるからなんだ。
良いだろ。
皆を、守れたら。
ショタを泣かせるとはいい度胸してんな→←ぴえん超えてパオーン
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メイ - いや一からみました、、、すきですね。ユウくん腹筋あるとか好きすぎわろたんご結婚して欲しいです（（とりま言いたい事としては好きです (9月22日 22時) (
レス) id: befb0f92fd (このIDを非表示/違反報告)
雪ん子(プロフ) - この話大好きです！最近、7章も配信されてるみたいなのでもし主さんが良かったらゆっくりでもいいので、更新して欲しいです💦 (5月7日 0時) (レス) id: fa924563b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 面白すぎてテスト勉強やらずに読んでしまいました（泣） (2022年11月8日 7時) (レス) @page36 id: 6719ad2600 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラガス - な、何…夢主ちゃんを世界一愛しているのは私d(((おっとセコムが来たようだ… (2022年9月13日 0時) (レス) @page36 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
アモン - 晴色 Haruiroさん» いいやユウくんは私が守る！！！！！！！！！！！！(3セベク)(過去見て泣いた) (2022年2月4日 18時) (レス) @page36 id: c78551f31f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澱粉 | 作成日時：2020年8月5日 2時
