今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:7,594 hit
小｜中｜大
５１話 ページ7
桜哉said
自己紹介や委員会決めなど、学年始めの色々も一段落し、今日から授業が始まる。
今年度初めての授業は、英語だ。
「Goodmorning,everyone.」
「「「グッモーニング、ミス赤澤！」」」
３組の英語の担当は、去年の担任で演劇部の顧問でもある赤澤先生らしかった。
そういえば、今日の朝の会で石山先生がそれぞれの教科担当を発表してたような気がする。
朝は眠いので話を聞いていなかったが、他の教科の先生は誰なんだろう。
「楯野、俺らの他の教科の先生ってさー･･････って、お前それ･･････。」
「ん？これ？眼鏡？」
楯野に聞いてみようとすると、隣にいたのは眼鏡をかけた楯野だった。
「ちょっとだけ目悪いから、授業中だけ眼鏡なの。どう？似合ってるでしょ？」
普段とは違って、知的な印象の楯野。なるほど、これが眼鏡萌えか･･････。
「うん。なんか頭良さそう。」
「ふふふ、ありがとー。」
「入学して１年経つのに新しいクラスの場所がわからないバカにはとても見えないね。」
「バカって言うな!!方向音痴なだけ！」
「方向がわからないバカなんだから合ってるだろ。」
「桜哉、菜々花。うるさい。」
無意識のうちに声が大きくなってしまっていたようで、先生からの注意が飛んできた。
「イチャつくのはいいけど休み時間にして。」
「「はい･･････。」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴蘭姫 x他1人 | 作成日時：2017年3月19日 10時
