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47話 ページ9

太宰side



太「奏くん!」



そう叫んだが野次馬の悲鳴によってかき消される。



太「くそっ・・・」



銃声に驚いた野次馬たちが逃げ惑う中、私はビルの階段で固まっている特殊部隊を見つけた。



太「あれは・・・!」



そこに奏くんがいることを願って走った。



太「君たち!武装探偵社の男の子を見なかったかい?」



特「それが・・・我々はここで待機と聞いていたのですが、たった今あとは任せろと・・・」



太「なんだって!?」



相手は銃を持っている、恐らく仲間もいる。



それに・・・



太(まだ異能力を使いこなせないのに・・・)



急いでビルの中に入り、周りを見ながら階段を上がった。



そして、ようやく3階にたどり着いたその時、



犯人「異能力!堕天の刻印!!」



奏「異能力!自然録!!」



奏くんの声が聞こえた。



太「っ!どこのオフィスだ・・・!」



大きなビルだけあってオフィスがたくさんあり、声のした方に走ったがなかなか見つからなかった。



探しているあいだにも窓ガラスが割れる音がしたりと、戦っている音を頼りにやっとそのオフィスを見つけた。



奏「げほっ・・・なん・・・で・・・」



犯人「あー・・・そろそろ効いてくる頃だなぁ・・・・肉体的、精神的苦痛がな」



しかし、着いた頃にはもう遅かった。



奏くんは敵の攻撃をくらってその場に倒れてしまった。



犯人「あれ?死んだか?案外弱いもんだな」



太「奏くん!」



私は我慢しきれなくなり、思わず飛び出した。



犯人「あ?コイツの仲間か?」



太「彼に何をした」



犯人「何って、異能力を使っただけさ。少し効きすぎたみたいだけどな」



それなら私の『人間失格』で助けられる。



そう思って奏くんに駆け寄り、異能力を使おうとした。



だが



バシッ



太「!?」



突然奏くんの体に黒い植物が纏われた。



奏「__な___え」



太「奏くん・・・?」



奏「皆消えてしまえ!!!!」



そう叫んだ瞬間、突風が吹き荒れた。



太「なぁっ!?」



その力は最初に会った時のように私の異能力では解除できなかった。



犯人「こいつ・・・!異能力!」



太「させるか!」



今の奏くんに怪我をさせる訳にもいかないので急いで『人間失格』を使う。



奏「壊す・・・」



そう呟いたと思うと、犯人の体が吹き飛んだ。



犯人「ぐぁっ・・・・」



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(プロフ) - とても面白いです!更新、無理せず頑張ってください! (2019年9月16日 15時) (レス) id: b6ee0e20db (このIDを非表示/違反報告)
涼水蓮 - あの、すごい好きです!更新待ってます!! 結構前の小説なのに今ごろすみませんm(_ _;)m (2018年7月13日 14時) (レス) id: e5ae371d78 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神子さん» ありがとうございます! (2017年2月11日 0時) (レス) id: bdd5f3b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
神子(プロフ) - 楽しみにしています( *´艸`)夜遅くに失礼しました! (2017年2月11日 0時) (レス) id: ee281f99d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神子さん» わぁぁぁ(´。тωт。`)ありがとうございます!!本当に長らくお待たせしてしまってすみません...。これからも宜しくお願いします...! (2017年2月11日 0時) (レス) id: bdd5f3b0a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年7月13日 21時

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