46話 ページ8
続きです!
中「手前のせいで俺はまた1人だ」
中也・・・そんなつもりなかったのに
中「そう言っておきながら心の中では笑ってるんだろ」
違う。
敦「奏くんに会わなければ僕は芥川と戦うこともなかった。傷を負って治療を受けなくても良かった」
やめて。
太「相棒?私に迷惑をかける相棒はいらないよ。さっさと消えてくれたまえ」
なんで・・・・なんで・・・
「「「「 消えてくれ 」」」」
やめて・・・やめて!!僕は・・・もう居場所が・・・
奏(女)「ないのは元からでしょ?偽善者ぶって居場所を作ろうとしても無駄。あなたには“壊す”ことしかできないのだから。ほら、全部壊しちゃいなよ」
壊す・・・・?
奏(女)「全部壊せば楽になるよ?あなたに辛い言葉を言う人も、あなたを傷つける人も、全部消してしまえばいいの」
楽になる・・・そう・・・これは幻覚。
奏「壊せばいい。」
僕の周りを取り囲む5人。
壊すことなんて簡単だ。
奏「皆消えてしまえ。」
敦「やめて・・・・来るな!!」
壊す。
中「手前が悪いんだ!!」
こわす。
太「私を消したところでどうなるというんだい?」
コワス。
母「やめて!!もう私をこれ以上不幸にさせないで!!」
奏「楽になりたい。だから消えろ。」
そう言った頃にはもう4人は血を流して倒れていた。
奏(女)「ね?簡単でしょ?まぁ、壊したところで何も変わりはしないんだけどね。ほんとバカだね」
君までそんなことを言うの?まぁ、幻覚なんだから気に入らなければ消す。
奏「それでいいんだよね。さよなら」
太「奏くん!!!」
太宰さんの声で暗かった世界から戻ってくる。
奏「太宰・・・・さん」
あれ?なんで僕立ってるの・・・?
そう思って周りを見ると
奏「!?なに・・・これ・・・」
机や椅子がそこら中に散らかり、犯人は奥で倒れている。
人質は机の下などに隠れていて、怯えているようにも見えた。
そして、僕の母さんは
___僕に襟元を掴まれ、持っているガラスで切りつけられそうになっていた。
幸い、太宰さんが僕の腕を止めてくれたようで、僕の右手は太宰さんに掴まれていた。
奏「っ!?」
慌てて手を離すと、母さんは苦しそうに咳き込んだ。
奏「これ・・・もしかして・・・」
太「そのもしかしてだよ。
___君がやったんだ。
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蛍(プロフ) - とても面白いです!更新、無理せず頑張ってください! (2019年9月16日 15時) (レス) id: b6ee0e20db (このIDを非表示/違反報告)
涼水蓮 - あの、すごい好きです!更新待ってます!! 結構前の小説なのに今ごろすみませんm(_ _;)m (2018年7月13日 14時) (レス) id: e5ae371d78 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 神子さん» ありがとうございます! (2017年2月11日 0時) (レス) id: bdd5f3b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
神子(プロフ) - 楽しみにしています( *´艸`)夜遅くに失礼しました! (2017年2月11日 0時) (レス) id: ee281f99d8 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 神子さん» わぁぁぁ(´。тωт。`)ありがとうございます!!本当に長らくお待たせしてしまってすみません...。これからも宜しくお願いします...! (2017年2月11日 0時) (レス) id: bdd5f3b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2016年7月13日 21時