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西谷side
こんなにもサーブがとれないのは初めてだ。
とれない。狙われる。軌道が分からない。
どれも初めてすぎてどうしたらいいのかわからん。
西谷「あのサーブ、翔陽はとれてたな｣
千鳥山3番「翔陽？｣
西谷「あのオレンジっす｣
千鳥山3番「なるほどね...ま、どうにかなる！｣
どうにかなるならとっくになってる。これは俺があげなきゃなんねーボールだ。
なんのためにここに立ってる？
それしかできない俺がそれが出来なくてどうする！
存在価値を示せ！
翔陽みたいに跳べるわけじゃない！
なら、俺にできるのは限られてんだろ！
しっかりしろ西谷夕！
千鳥山2番「西谷！｣
西谷「はいっ！」
千鳥山2番「バカな野生児がどんだけ考えたって無駄だって！お前は、本能のままボールを追いかけとけばいい。俺らがそれをフォローする！先輩ナメんな！｣
...そうか、そうだよな！
ごちゃごちゃ考えててもとれねーならとれない！
頭ん中空っぽにして俺の体を信じる。
それだけだ！！
西谷「っさ、来ーい！今度こそあげてやるよ！！｣
山口と目が合う。
その時、なんとなくだけど来るって思った。
西谷「(曲がる。右、で、伸びない！)｣
俺の指がボールに触れる。
慣れないオーバー。俺はオーバー苦手だ。
けど、ボールはふわりとセッターの位置にかえった。
柄にもなくホッとした。
西谷「っしゃ！！｣
俺がボールを繋げば必ずスパイカーが応えてくれる。
応えてもらうためにも、俺は繋ぎ続ける！
千鳥山1番「西谷よく上げた！！｣
西谷「アザっす！！｣
今のはたまたまいい感じにボールが来た。次は分からない。
けど、俺は全部あげる！あげてやるよ！！
千鳥山5番「西谷、ナイスレシーブ！次も頼むぞ!！」
西谷「はい！！｣
これは、西谷夕がもう一度バレーにハマり、もう一度リベロに憧れを抱いた瞬間。
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ゆきと(プロフ) - 61の、ローテ表、回る順番とか逆だったりします？影山サーバー体と、次のサーバーって岩泉さんになる気がするんですが…… (8月15日 18時) (
レス) @page12 id: 809a9df62f (このIDを非表示/違反報告)
らむせす(プロフ) - すごく面白いです！早く続きが読みたいっ！でも気長に待ってます(*’ω’*) (2020年5月18日 22時) (レス) id: 7b1dad5a6f (このIDを非表示/違反報告)
MANATU(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！よくやっちゃうんですよw (2020年5月18日 12時) (レス) id: 07ada55802 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 78が28になってますよー (2020年5月18日 10時) (レス) id: cb838be31d (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月15日 9時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MANATU | 作成日時：2020年5月14日 18時
