4 ページ4
.
藤「ねぇ、誰の追っかけ?
正直ここまで来られると迷惑なんだよね。
キスしてあげるから、もう二度と来ないで」
北「はぁ...ッ?...なんだよ、それ」
藤「もううるさいなぁ。
チッ............めんどくせぇパターン...」
北「...離せクソやろ!」
.
(やっぱり、藤ヶ谷も俺だって分かってない...
つか、ファンの子のこと。こんな邪険に扱ってんのか?
ダメだろ...キングがそんなことしちゃ。)
藤ヶ谷のあんまりな言葉に、キッと睨みつけ
頬に添えた手を振り払った。
ファンだと思ってた子から、出たからだろうか?
俺が放った汚い言葉に
藤ヶ谷は目をまんまるにして驚きを隠せないようだった。
.
藤「お前っ、............いや、何でもねぇ。
そういうんじゃないんなら
一般人が俺達に何のようなわけ?」
一瞬、何かを言い掛けて...だけど難しい顔をした後、すぐにまた憎まれ口を叩く藤ヶ谷に
俺は不思議に思いつつ、言い返した。
北「一般人じゃねえ!!
俺は北山だっつーの!!
キ ス マ イのきーたーやーまー!!」
.
.
俺の言葉に驚きを隠せないメンバー達。
俺はようやく楽屋の中へ入り
ソファに座って、今までのことを話した。
.
朝起きたら女のカラダになっていたこと。
声も顔も女の子のようで、仕事をどうしたら
いいか悩んでいること。
そして、俺だって気付いてもらえないこと。
全て話し終えると、よこーさんが
俺の横に座り頭を優しく撫でてくれた。
横「そうなんだ...大変だね...
そんな嘘までついて
俺等に気に入られたい?............可哀想な子」
.
え...よこーさん、なんでッ...?
普段のよこーさんからは想像できないほどの
冷たい顔と声で、俺にそう言い放った。
みんなもそれぞれ頷いていて
俺をまるで、救いようのない子を見るみたいに
哀れな目で冷ややかな視線を寄越していた。
(ここまで言っても...俺だって分からない?
それとも信じて貰えてないだけ...?)
.
これはドッキリであってくれ。
そう何度も、心の中で願った。
.
337人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やくも(プロフ) - おかえりなさい、待ってました!!作者様のペースで良いので頑張ってください♪ (2017年8月19日 9時) (レス) id: bbb3127779 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 小説読みました。とても面白かったです。続きがすごく気になります。更新待ってます。頑張ってください。 (2016年9月2日 23時) (レス) id: bc8d395f08 (このIDを非表示/違反報告)
じぇしーさん。(プロフ) - AyaKoさん» AyaKoさん。更新、亀亀で申し訳ないです 泣。そして、そのお言葉がただただ嬉しくありがたい限りですっ!サブ更新になりますので、まだまだ満足頂けるスピードではないとは思いますが、更新頑張らせていただきます!最後までよろしくお願いします! (2016年7月1日 23時) (レス) id: a986e1a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
じぇしーさん。(プロフ) - Tamaさん» Tamaさん、ありがとうございますっ!恐縮でございますm(_ _)mそして、ただただ嬉しく有り難いです。ありがとうございますっ!がんばります!! (2016年7月1日 23時) (レス) id: a986e1a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
じぇしーさん。(プロフ) - クララさん» こんばんわ♪写真ってあれです(*´∀`)エヘヘヘ。これから、メンバーと距離が近くなるであろう北山さん。ですが、まだもう少し、悲しいのも入れようかなって思ってます笑。亀更新なのに、サブ更新なので更に亀亀更新ですが、完結までよろしくお願いします♪ (2016年7月1日 23時) (レス) id: a986e1a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:PER子 | 作者ホームページ:https://twitter.com/kitamapako?s=09
作成日時:2016年2月21日 12時