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玉「ミツ。ホント?」
北「ぉ、おう...そうみたい」
玉「そっかぁ...俺、嬉しい。
ミツとずっと一緒に居られるし」
北「んふふ...
ありがと玉ちゃん。俺も嬉しいよ」
1番に賛成してくれたのは、やっぱり玉ちゃんだった。
昨日玉ちゃんは心を開いてくれてた感じだったし、元々玉ちゃんには甘い俺。
嬉しくて、頬が緩んでいるのが
自分でも分かるくらいだから
だらしのない顔してんだろうなぁって思った。
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横「みっちゃんは、それでいいの?
嫌だったら断っても良いんだからね...?」
玉ちゃん、ニカ、千賀とジャレ合っていると
よこーさんが遠慮気味にそう言った。
やっぱりよこーさんも変わってなくて
優しくて、周りに気を使えるお母さんなのは
健在でまた嬉しくなる。
北「嫌なわけないだろ?だってお前らと一緒に
居て力になれんだもん。...嬉しいよ。俺は。」
だから、何も考えずに思ったことを言った。
そしたら、よこーさんは少しばかり
瞳を見開いて驚いた様子だったけど
すぐに優しく瞳を細めて
『良かった』
って、笑った。
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その後、宮田も『玉が良いなら...』って賛成してくれて
やっぱり残すところは、あいつ一人になった。
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そんなあいつは鏡の前、俺に背を向けてイスに座っている。
いつだって気配りの出来るあいつは
今だって聞き耳を立てて、様子をうかがってるに違いない。
なのに、会話には全く参加してこないのは
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俺が.........嫌いだから、なのかな。
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確かに、プライベートで会ったり
趣味の会話を交わすような仲じゃなかった。
だけど、あいつとは...
良い距離感っていうか。
何も、話さなくても...何も、しなくても
そこに居るだけで、十分な存在だったから。
俺にとってあいつは『空気』みたいな存在なんだ。
俺にとってもそうなように
あいつにとっても、そうだった。
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デビュー前は二人して、ホントに兄弟てか
親友みたいにいつも一緒に居たけど
今は、この距離感が心地良いし
俺達の世界だって感じてたから。
寂しいって思ったことも
嫌われてるって思ったことも
無かったはずなのに。
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...女って、面倒くせぇのな。
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(なんで俺のこと見てくれねぇの...?)
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やくも(プロフ) - おかえりなさい、待ってました!!作者様のペースで良いので頑張ってください♪ (2017年8月19日 9時) (レス) id: bbb3127779 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 小説読みました。とても面白かったです。続きがすごく気になります。更新待ってます。頑張ってください。 (2016年9月2日 23時) (レス) id: bc8d395f08 (このIDを非表示/違反報告)
じぇしーさん。(プロフ) - AyaKoさん» AyaKoさん。更新、亀亀で申し訳ないです 泣。そして、そのお言葉がただただ嬉しくありがたい限りですっ!サブ更新になりますので、まだまだ満足頂けるスピードではないとは思いますが、更新頑張らせていただきます!最後までよろしくお願いします! (2016年7月1日 23時) (レス) id: a986e1a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
じぇしーさん。(プロフ) - Tamaさん» Tamaさん、ありがとうございますっ!恐縮でございますm(_ _)mそして、ただただ嬉しく有り難いです。ありがとうございますっ!がんばります!! (2016年7月1日 23時) (レス) id: a986e1a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
じぇしーさん。(プロフ) - クララさん» こんばんわ♪写真ってあれです(*´∀`)エヘヘヘ。これから、メンバーと距離が近くなるであろう北山さん。ですが、まだもう少し、悲しいのも入れようかなって思ってます笑。亀更新なのに、サブ更新なので更に亀亀更新ですが、完結までよろしくお願いします♪ (2016年7月1日 23時) (レス) id: a986e1a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PER子 | 作者ホームページ:https://twitter.com/kitamapako?s=09
作成日時:2016年2月21日 12時