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第百六十話 ページ2

A「む。確かに、ここに来るまで二人の男にあったが…」


「匂いで分かるとは流石だな太宰」とAは呑気に関心する。

周りにいた探偵社の皆は案の定引き気味で
その一方、当の太宰はムスリと不機嫌な顔をするとまたさらにAを強く抱きしめた。


A「ん?何故太宰はそんな不機嫌な顔をするんだ?」


そして、疑問に思うA。





あらかた、店内の掃除を終えると探偵社のみんなはテーブル席に座る。

おばちゃんはそばで探偵社のみんなにお礼の珈琲を出してくれた。

おばちゃん「はいよ。Aちゃん」

コトンと前に置かれたのはとてもいい香りがする珈琲だった。

A「ありがとうございます。」

そう言うと、おばちゃんはニコリと嬉しそうに笑う。


谷崎「結局、組合の遺産って何だったんでしょうね?」

ズズっと珈琲を一口飲みながら谷崎は呟く。

太宰「そんなものはないよ」

Aの横で太宰はグダリとする。

谷崎「ない?」

太宰「既に別のヤツが回収している。大方、ソイツからの偽情報に踊らされたのだろう」

A「……(確か、亜州の奴もそんな事をいってたな…)」


Aは先程の亜州の言葉を思い出す。

が、亜州のからかうような顔が出てきたので、思い出すことを直ぐにやめた。


中島「そういえば、組合の残党って結局…」


敦がそう言うと、扉の鈴が鳴った。

おばちゃん「あら、お疲れさん。皆にも紹介しないとね」

おばちゃんの声に探偵社のみんなは入口の方へ顔を向けた。

おばちゃん「新人の…」

中島「あッ…!」

みんなの目線の先には…





ルーシー「…」




数秒時が止まり、ルーシーの顔は段々と赤くなっていく。


そして、つい、手に持っていた配達用の箱を敦に投げた。


箱は敦の顔面に当たり、「ぶっ!」と声をあげる。

また、敦の近くに座っていたAは横に座る太宰に腕を引っ張られ被害は特になかった。


中島「なんで逃げるんだよ!」


ルーシー「なんとなくよ!」



A「太宰、すまない」


太宰「別に謝らなくていいよ。私がやりたくてやったことなんだし、それに君とくっつけるチャンスでもあったからね♡」


A「……」

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瑠璃(プロフ) - 文ストの夢小説が読みたいです!パスワード教えていただけませんか? (10月20日 12時) (レス) id: 44da53a54c (このIDを非表示/違反報告)
Чуя Накахара милый(プロフ) - パスワードを教えていただけないでしょうか?とても面白く行きから読見たいです! (10月18日 1時) (レス) id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
ばるたん - パスワード教えてください!1からみたいです!夢主が好きすぎです!宜しくお願いします! (2023年2月26日 11時) (レス) id: 63beeaa7f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - パスワード教えてください! (2023年1月20日 20時) (レス) id: edcc1c0605 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - パスワードッッ教えてください···。最初から見ないと、なんというか満足感が···。宜しくお願いします···。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page25 id: 37480b1f74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メット x他1人 | 作成日時:2018年3月13日 22時

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