医者と△△ ページ11
今日はやたらと騒がしいな。
上の階からはどおんどおんという何かが爆発するような音と、それに伴う揺れが続いていた。
きっとハッパ辺りが暴れているんだろう。早く止めなければ。
そうは思うが、仕事をする手は止まらない。
これだけやったらすぐに行こう、そう思ってもいざそこまでやるともう少しだけ……、といった感じでなかなか切り上げられないでいた。
そんなことをしている内に、いつの間にか音や揺れは収まっていた。
きっと彼女の気が済んだのだろう。これでもう安心だ。
そう思い、仕事に集中していると、排気口からボタボタと肌色のスライムが落ちてきた。
スライムはあっという間に少年の姿に変わる。
「やぁ、お医者さん。１時間近く探したよ」
「スラム、入るならドアから入れといつも言っているだろう？ それに、そんなに私を見つけるのが難しいか？」
そう言うとスラムは少し考えるような素振りを見せた。
「難しいね。だってどこにいるか分からないんだもん」
「私はずっとここにいたよ」
「そうなのか？ 全然気がつかなかった。それより一緒に来て、ユカって子が具合悪そうだったんだ」
ユカ。またあの子か。
最近患者と話すとその名前ばかり聞く。
入院したばかりというのもあるが、彼女の病気の影響もかなり大きいんだろう。
「分かった。今すぐ行こう」
具合が悪いというのなら放ってはおけない。
「２階だよ、早く、早く行こう」
ひんやりと冷たい手に自分の手を掴まれ、引っ張られるようにして今までいた診察室を出た。
「あ、そうだ」
移動中、スラムは何かを思い出したようだった。
「ハッパがユカのこと爆破しようとして探し回ってるんだ。それも何とかして」
「出来る限り努力します……」
ハッパまで彼女のことを狙っているなんて……。
彼女の病気は思っていた以上に大変だ。
「早く行きましょう」
「うん、そうだね」
途中、スラムは人の形を保てずスライム状になってしまったが、階段を上がり、２階にたどり着いた。
「なんだあれは……」
２階の廊下には、衝撃的な光景が広がっていた。
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ぺぽん(プロフ) - すっごく面白いです！どのキャラも個性的で読むのが楽しい🎶応援してます！ (2022年8月21日 7時) (
レス) @page49 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
ペンバタのサブ - 神作だあああああああ！！！応援してます！ (2022年4月11日 15時) (レス) id: a2299a2d24 (このIDを非表示/違反報告)
頭は痛くない(プロフ) - 衛生兵079さん» 投稿しました!(返信不要です) 衛生兵079様の他の作品もいつも拝見させて頂いております...沢山の素敵な作品をありがとうございます💓😭 (2022年2月6日 17時) (レス) id: 267274e32b (このIDを非表示/違反報告)
衛生兵079(プロフ) - 頭は痛くないさん» 大丈夫ですよ。 (2022年2月6日 16時) (レス) id: fb9fb2071f (このIDを非表示/違反報告)
頭は痛くない(プロフ) - 衛生兵079さん» ありがとうございます(TT)描き終えたら私の作品の“デジタルなイラスト集”に載せたいのですが大丈夫でしょうか、もちろん衛生兵079様の作品のキャラクターだということは明記致します (2022年2月6日 14時) (レス) id: 82fde595ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衛生兵079 | 作成日時：2018年6月9日 16時
