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ただ疲れていた ページ5

うっすら積もった埃をとり、床はモップで綺麗にしていく。汚れた実験器具はしっかり水で洗って、棚の決められた場所に戻す。

 シーツや布団も汚れていたので、洗濯機に無理矢理押し込む。何やら嫌な音がしたが、いつものことなので気にしないでおく。

 シーツを変えて新しい布団を敷いても、まだ時間にも余裕があったので、他の部屋やキッチン、風呂なんかもついでに掃除した。

 一通り掃除し終えて、疲れて重くなった体をベッドに投げ出す。

「あぁ、疲れたぁ」

 先にベッドにいた友達ことぼろぼろの縫いぐるみを抱きしめ、目を閉じる。疲れていたので少し眠ろうと思った。

 段々何も分からなくなって、意識が暗闇に落ちていく。自分の中ではほんの少しのはずだったのに、気が付けばもう次の日の昼間だった。

 確か寝たのは夕方だったはずだ。夜には起きれるだろうと思っていたが、思っていたよりも疲れていたようだ。

 すっかり疲れもとれて、気分も良くなった。これだけ寝れると、今日一日は良いことがありそうに感じてくる。

 その時、ぐぅとお腹がなった。

 昨日吐いた後、現在まで何も食べていない。お腹が空くのは当然だ。

 ベッドから起き上がり、キッチンの方に向かう。

 冷蔵庫を開けてみると、何も入っていなかった。そういえば、昨日掃除したとき中身を全部捨てたのだ。

 電源が切られた冷蔵庫に二週間も放置された食材は、とても食べられるようなものではなかった。

 買い出しに行かなくてはならない。あまり人がいる場所には行きたくないがこればかりは仕方がない。

 出掛けるために、大きなリュックを背負う。リュックにはたくさんの物が入っているのでかなり重い。

 準備も終わったので、家を出る。

「いってきまーす」

 もちろん、返事はなかった。

それはとても幸せそうだった→←優しい人



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慈雨 - この壊れっぷりがたまらないです!本当に大好きです!頑張って下さい! (2018年8月1日 21時) (レス) id: 15d4cc16a2 (このIDを非表示/違反報告)
ネギトロ@38(プロフ) - コメント失礼します。とても引き込まれ、次へ次へと読み進めてしまいました。更新、頑張ってください (2018年6月3日 9時) (レス) id: 367ddc4bce (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ピペットくんのぶっ飛び具合、たまりませんヾ(´∇`)ノ それに、駒込ピペットから名付けるなんて羨ましいほどのセンスの高さ!素敵です!これからの展開も、楽しみしています! (2018年5月25日 3時) (レス) id: 4785678acf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:衛生兵079 | 作成日時:2018年5月13日 20時

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