人類が絶滅した世界で ページ24
ある日、一人の少女(もしくは少年)が実験台に選ばれた。
人類は時間移動を可能にすべく研究と実験を重ね、ついに一台のタイムマシンを作り出したのだ。
そのタイムマシンは技術の関係で搭乗部には小さな子供一人乗せるのがやっとだった。そこで、一人の研究員の子供が選ばれた。
今まさにタイムマシンを起動させるボタンが押されようとしていた。
10分後への移動、すぐ終わる実験のはずだった。
起動した瞬間タイムマシンは原因不明の大爆発を起こし、その場にいた研究員の多数が死亡、辛うじて生き残った者も障害が残るほどの重症を負った。
当然タイムマシンに乗っていた子供も、死体が見つからない、いや、あったとしても分からないほどの悲惨な状態になってしまった。
この実験の失敗、そして例え成功したとしても時間移動による歴史改編や、要人暗殺などのリスクを重く見た世界各国はタイムマシン及びに時間移動に関する研究、実験を一切禁止した。
そして、時間移動に関する研究はなかったことにされた。
実はあの子供は生きていた。
あの爆発の瞬間、子供だけが未来へと時間を移動した。
しかし、移動した先は10分後ではなく、今よりもずっと未来の世界。
人類が絶滅してから1万年ほどが経った世界だった。
衝撃で気を失っていた子供が目を覚ますと、そこにはたまたま調査のため遺跡に訪れていた3人の異形が心配そうに子供を見ていた。
彼(彼女？)達は人類に取って代わって繁栄した知的生命体で、一人は青い鱗の半魚人の様な姿、一人は全身から花や葉が生えた人のような姿、一人は頭が大きな火の玉になった人のような姿をしていた。
姿形は違うが3人とも絶滅した人類について研究している学者であり、化石や残された僅かな遺跡でしか知らなかった人間に非常に興味を持ち保護することに決めた。
しかし、遥か昔の言語を3人は理解できない、同じように子供も3人の言葉を理解できない。
そこで3人は自分達の研究で得られた情報を元にして何とかしようとするが、実は研究は間違いだらけだった……。
未来人が勘違い人類情報を元に子供のお世話をしていく話。
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衛生兵079(プロフ) - てふまるさん» いいですよ。どちらも書いても片方だけでも嬉しいです。 (8月8日 21時) (
レス) @page24 id: fb9fb2071f (このIDを非表示/違反報告)
てふまる - あっよければ「人類が絶滅した世界で」ってのも書きたいんですがおこがましいっすよね（小声） (8月8日 21時) (レス) @page25 id: 0c10a97bca (このIDを非表示/違反報告)
てふまる - 「不完全人間」執筆してもよろしいでしょうか？いやぁこの中で一番面白かったので、、、 (8月8日 21時) (レス) id: 0c10a97bca (このIDを非表示/違反報告)
襲(プロフ) - ご報告遅れてしまい、申し訳有りません。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/arisu0000/】書かせて頂いた作品のURLです。お手空きの間にご確認ください。 (2023年4月3日 22時) (レス) id: 9c3e7d387f (このIDを非表示/違反報告)
衛生兵079(プロフ) - 襲さん» いいですよ！こちらからもよろしくお願いします (2023年1月4日 10時) (レス) @page25 id: fb9fb2071f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衛生兵079 | 作成日時：2020年7月20日 3時
