死にたがり少女 vs 最強教師

8 . 少女とガソリン ページ8

もうここまで来たら派手にいこう。



そんな謎な心意気から、今日はガソリンを用意致しました。



場所は夜のグラウンド。



まー、ここなら大丈夫でしょう。知らんけど。



え？何をやるのかって？


決まってるでしょ。そんなの、



『キャンプファイヤー(人間ver.)！！』



いやぁ、心も体もあたたまりますね(物理)。


…おっと、ゆっくりしていたら夜も更けてしまうので
とっとと始めましょう。


そう思い、マッチを手に取った。


ちなみに私はマッチで火をつけるのが超絶下手だ。


しかしここが正念場。


神坂Aの底力、見せてやりましょ…………




『…あれ？』




ふと隣を見れば、すぐそこに置いていたはずのガソリンタンクが無い。


何処だ何処だと辺りを見渡すと、




｢ファイアーーーッ！！！！！｣



『んんん？？？』



五条先生がタンクに火をつけて遊んでいた。



………いやほんと何してんの？！



『何火遊びしてんですかあっぶないなぁ？！？！』


｢キミがしようとしてた事の方危ないからね｣



ただのキャンプファイヤーだよ
と楽しそうに火のついたタンクを振り回す先生。本気で頭がおかしいんだと思う。



『自分は無限のお陰で着火しないからって調子に乗るなよクソ目隠し！！！』


｢火だるまにするよ？｣



やばいこの人本当にこっちに火投げてきた。
殺す気だ……！！！



『いやああぁ担任にっ…担任に殺される……！！』


｢いやだからキミ死にたいんだよね？｣


『サイコパスが！！！！』



何なの？この人マジで一体何なの？？(ブーメラン)



｢僕に触れると火傷するぜ？｣


『ホントだよ！！！！』


｢てか焼死はめちゃくちゃ辛いらしいからやめときなよ〜｣


『その前にアンタが火振り回すの止めましょう？！』



満面の笑みでこっち近付いてくんな！！！

笑顔が完全にサイコパスのそれなんよ！！！



｢ほら…俺と一夜の火遊び……しない？｣


『謎にイケボで言ってくるぅぅぅいやぁぁぁぁああ』









本日の勝敗__神坂の負け








ちなみに翌日、私と先生は夜蛾学長に死ぬほど怒られた。

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