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＊ASide＊
だんだんと空腹が満たされていき
前には大好きな人がいる
時々 目が合うだけで今日は尚更ドキドキして落ち着かない
それを誠知君は楽しんでいるかの様で
「Aさぁ、俺のこと好き？」
『うん大好き…』
「迷いがなくて、いい子」
『迷わないよ』
誠知が照れてる気がした
『照れてる？』
「うん、かなりね」
そう言った時、テーブルの下で彼の足が触れた
「足、冷えてんじゃん」
『でも寒くないよ』
「あっためてあげるね？」
『///お願いします』
全部を食べきれなくて誠知君が全部食べてくれた
『さすがだね』
「余裕」
『頼もしい、全部消費できるしすごいよねプロって』
「あとで走ってくるけど、そのあとは Aに消費するから」
『///わ、わたしも貰った入湯手形で誠知が走ってる間、よその温泉ハシゴしてこよっかな美人湯もあるみたいだし』
「そうする？あとでツルツルした肌を確かめなきゃね」
さっきまでのことを考えるとまたドキドキしてきた
「じゃ行ってくるね暗いから足元、気をつけるんだよ？」
私の頭をポンポンして誠知はランニングに出かけた
「お客様、よろしかったら下駄を履いて行かれますか？」
浴衣で立っていた私に女将が声をかけてくれた
『貸してもらえるんですか？』
「はい、是非お使いください」
『ではお言葉に甘えて』
「いってらっしゃいませ」
所作の美しい女将を前に私も少し背筋をピンと張る
木の切り株の様な入湯手形を指にかけブラブラさせながら下駄の音が心地いい
時間的には２軒入れたらいいほうかな？と予めパンフレットで見ていた
歩いている人のほとんどが浴衣姿でカップルで歩く姿を見ると
誠知と歩きたくなった
…難しいよね
一人に少し淋しさを感じてしまい小走りに２軒目の温泉に向かっていると
川沿いのあまり広くない舗道で反対から歩いて来た人達を避けようとして
下駄が石畳の間に引っ掛かりふらついた
『うわっ』
「おっと！あぶねー」
咄嗟に腕を掴まれ難を逃れた
『す、すみません助かりました』
「こちらこそ狭いのに広がって歩いててすんません」
『いえ』
男性３人では確かに狭い舗道だった
「大丈夫でしたか？」
『大丈夫です』
そう言うと別の男性が
「入湯手形持ってるじゃん、俺らと一緒じゃん、彼女俺好みやしこれから一緒に風呂行こうよ」
手首を掴まれ引っ張られ踏み出すと指の間に痛みがあった
『離してください…怖いっ』
。
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エリン(プロフ) - れいらさん» れいらさん、ご無沙汰しております、ありがとうございます。妄想ばかりモクモクしてましたのでまずは自分で書いたものを最初から読んでみたりしていました、またよろしくお願いします (2021年5月15日 8時) (
レス) id: 36ad1e8dc7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 更新嬉しいです！ご無理はせず、エリンさんのペースでこれからも頑張って下さい(^^) (2021年5月15日 1時) (レス) id: 05a7f2dc28 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - りなさん» りなさん ありがとうございます。楽しんで書きたいと思いますので よろしくお願いしますm(*_ _)m (2021年5月14日 21時) (レス) id: 6467547891 (このIDを非表示/違反報告)
りな - いつも更新楽しみにしてます! 目の手術してたんですね。無理せずにゆっくりでいいのでこれからも頑張ってください！ (2021年5月14日 19時) (レス) id: ba27d55003 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - れいら様コメントありがとうございます、大好きと言ってもらえてすごく嬉しいです励みになります、こちらこそこれからもよろしくお願いします!! (2020年10月23日 16時) (レス) id: 36ad1e8dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2019年8月7日 21時
