29話【ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス（前編）】 ページ31
〈貴女side〉
谷「すンませんでしたッ！」
敦「へ？」
ここはうずまき。目の前には頭を下げる谷崎さん。
国木田さんはお茶，私はミルクティを飲み，
太宰さんはニコニコしている。
谷「その，試験とは云え随分と失礼な事を。」
敦「ああ，いえ。良いんですよ。」
国「何を謝ることがある。あれも仕事だ，
谷崎。」
太「国木田君も気障に決まってたしねえ。
『独歩吟客』！」
国「ばっ…違う！あれは事前の手筈通りにやっただけで」
喧嘩が始まる。
「私も谷崎さんの異能をお借りしてしまって…。」
谷「いえいえ…なンかボクより使いこなしてましたね…。」
谷「(何で知ってたんだろう…。)」
国「ともかくだ小僧，小娘。貴様らも今日から探偵社が一隅。ゆえに周りに迷惑を振りまき
社の看板を汚す真似はするな。俺も他の皆もそのことを徹底している。」
「成る程，迷惑のないように美人の給仕さんに『死にたいから頸締めて』とお願いすれば良いのですね。」
ぽわ〜んとしながら私が今言ったことを現在進行形で言っている太宰さんをチラッと見る。
国「太宰…この迷惑噴霧器めが…！」
谷「ええと，改めて自己紹介すると…。
ボクは谷崎。探偵社で手代みたいな事をやってます。そンでこっちが」
ナ「妹のナオミですわ。」
知ってまーす！
いやー，ナオミちゃんが傷つけられた時の
強気な谷崎さんもギャップがあって萌えますよね。
ナオミちゃんもかわいいっ！
ナ「兄様のコトなら…何でも知ってますの。」
敦「きー兄妹ですか？本当に？」
兄妹にしては近すぎる距離感に敦君が質問する。
ナ「あら，お疑い？勿論どこまでも血の繋がった兄妹でしてよ…？このアタリの躯つきなんてホントにそッくりで…ねえ，兄様？」
谷崎さんの服の中に手を入れるナオミちゃん。
生で見るとちょっとばかり刺激が強い気が…。
敦「いや，でも…。」
国「(こいつらに関して深く追求するな！)」
敦「(あ…はい。)」
敦「そういえば皆さんは探偵社に入る前は何を？」
キター‼︎前職当てクイズ‼︎
敦「？」
太「何してたと思う？」
敦「へ？」
太「なにね，定番なのだよ。新入りは先輩の前職を中てるのさ。」
太宰さんの何て答えよう…。
ストレートにポートマフィアはまずいからな。
でも中てないとカメラ買うお金が…。
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市 - まり吉さん» ありがとうございます！コメント貰ったの初めてなので嬉しいです。こうした方がいいとかアドバイスがあれば教えて下さい！ (2018年5月18日 10時) (
レス) id: e1bf82577f (このIDを非表示/違反報告)
まり吉(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年5月18日 7時) (レス) id: 51b9f66c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：市 | 作成日時：2018年5月14日 19時
