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▽ sh ページ21
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sho side
とんでもないことをしてしまった。取り返しがつかないことをやらかした。未成年に、ましてや自分の生徒に、許されないと分かっていながら、その涙を拭わずにはいられなかった。
「……ごめん、」
「……なん、っで」
「知ったら幻滅する」
逃げても無駄だ。俺は本物の馬鹿だ。
立派な言い訳１つも思いつかない。１８歳と２２歳。たった４歳の差が余りにも遠すぎる。
冷静を装いながら心臓の音は早まるばかり。
「……わたし、」
「もう帰ろう」
「ねえ、待って、」
「�盒供�部活だろ？送ってもらえよ」
「紫耀くん、！」
自分がしたことの重大さがヒシヒシと伸し掛かる。教材を集め、椅子を立て直す。俺を必死に呼ぶ葉山の声は聞こえないフリをした。
「あ、先生」
「……おう、お疲れ」
「お疲れ様です。A見なかった？」
どうして、こんなタイミングなんだよ。動揺を隠せない俺は不自然に目が泳ぐ。
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年8月10日 17時
