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俺の目の前で子犬のように震えるめめは、俺が知ってるめめじゃなかった。
すごく苦しそうで弱り果てて、こんなになるまで『monster』に独りで立ち向かって……想像しか出来ないけど辛かったに決まってる。
俺には優しくすることしか出来ないから、阿部ちゃんと翔太と一緒にずっとめめのそばにいた。
kj「めめ!!」
『monster』をやっつけた康二たちが俺たちのところに駆けつけた。
康二は耐えきれずにボロボロ泣いていた。俺は立ち上がって、自分がいた場所を康二に譲る。
めめの手を両手で包んで、康二はひたすら謝罪を繰り返した。
kj「めめ……ほんまにごめん……ごめん……っ」
mg「……お前の、せいじゃ、ない……」
kj「でも……ッ!」
mg「ばーか……泣くなよ……」
kj「……めめだって泣いとるやんか……っ!!」
mg「……はは……っ」
子供みたいに泣きじゃくる康二に力なく笑うめめ。
優しい空気が流れたのも束の間、突然めめの体がぐったりと倒れた。
とっさに阿部ちゃんと翔太がめめの背中を支えて受け止める。
kj「めめっ……! めめ!!」
ab「しっかりして!!」
nb「おい目黒!!」
fk「めめッ!!」
必死で声をかけても、体を揺すっても、その目は閉じられたまま。
sk「ねえ……! めめの体が……!!」
佐久間がめめの足を指さす。足から徐々にめめの体が透けていき、地面がうっすら見えるようになっている。
これって、まさかめめが＿＿
dt「消え始めてる……」
iw「ラウールはまだか!?」
ru「ごめんお待たせ!! ……っ、めめ……」
照に呼ばれたかのように現れたラウール。その表情は硬かった。
めめがすでに消え始めているから……? それとも、だめだった……?
ru「……めめは、許してもらえた」
sk「じゃあ早くめめをッ」
ru「ただし!! ……条件があって」
ラウールはうつむきながら、消えそうな声で言った。
ru「めめを『guardian』にしてくれる『master』を見つけてからじゃないと、めめは『パラレルワールド』に戻れない……」
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怜(プロフ) - 玲雄さん» コメントありがとうございます! さあ…康二は何をやらかしてるでしょう(遠い目) これからも楽しみにしていただけるように頑張ります。よろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (
レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - アルさん» コメントありがとうございます! やばい、細かいところまでちゃんと見られてる…^^; 笑 ラウールっぽさが表現できててよかったです。これからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
玲雄(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください！応援してます！『舞台の幕開け』に康二が関わってたら､､､なんていう妄想してました(笑)ガンバルンバです (2020年3月29日 2時) (レス) id: 391783a751 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - 睡眠欲を寝たい欲っていう言い方するのruっぽくて可愛い笑笑応援してます！ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 8c112bdf37 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 感動だなんてそんな…とても嬉しいです。これからも面白いお話が書けるように頑張ります! よろしくお願いいたします!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年3月21日 19時
