6/fk ページ45
sk「ちょっと待ってよ! そんなのめめ悪くないじゃん!!」
ab「情状酌量とか、執行猶予とか、そういうのなかったの!?」
めめのことを知らない2人が叫ぶ。俺だってなんだかやりきれない気持ちだった。
めめが罰を受けるのは仕方ないと思うけど、それにしても……あんまりじゃないか?
ru「僕だってそう思ったッ!! でも!! それだけ『master』を殺した罪は大きいんだよ……。『guardian』が守る存在であるはずの『master』を殺すなんて、どんなことがあっても一番やっちゃいけないことなの……」
ラウールの声が震えた。康二が隣でぼそぼそと呟く。
kj「やっぱり俺があんな奴を『master』に選んだから……」
nb「お前は悪くねえよ!」
iw「悪いのは『master』と、そいつに適当なこと吹き込んだ奴だろ」
翔太と照は必死で康二を庇う。
『死神』と呼ばれ続けためめ……ふと、素朴な疑問が頭に浮かんだ。
fk「めめはどうして『死神』として活動し始めたんだろう」
ru「……『死神』ってやっぱりめめだったんだね。噂だけは聞いてたんだ……罪滅ぼし、だったのかな」
dt「ねえ、そういえば……追放された『guardian』はどうなるの?」
ru「『cupid』の管理下から外れるから、居場所とかは何も把握できなくなる。あと、『パラレルワールド』に戻れなくなるから常に具現化した状態になる。ある程度はもつけど、だんだん怪我しても疲れても回復できなくなって……力尽きたら消滅する」
dt「じゃあ……追放されてからも『monster』と戦い続けてた目黒は」
kj「もういつ消えてもおかしくない!!」
舘様の言葉にはっとして康二が叫ぶ。
俺の脳裏に、昨日の朝に会ったあいつの姿が浮かんだ。
fk「……昨日の朝に会っためめ、めちゃくちゃ疲れた顔してた。そのときはバイトがきつかったって言ってたけど……もしかしてもう限界なんじゃ」
康二の顔が凍り付いた。誰かの息を飲む音が聞こえた。
＿＿めめのこと、助けられないのか……?
nb「＿＿俺、目黒を助けたい」
翔太が小さく、でもはっきりと呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
怜(プロフ) - 祐莉さん» これからちょっとずつ公開していくので楽しみにしていてください! (^^) (2020年3月18日 19時) (
レス) id: 7ad6e662b8 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - ついに目黒君の秘密が明らかになりそうでハラハラドキドキです♪ (2020年3月17日 19時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 楽しみにしていただけたようで嬉しいです。お待たせしました。笑 期待に応えられるように頑張ります! これからもよろしくお願いいたします!! (2020年3月14日 17時) (レス) id: 7ad6e662b8 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！ ひそかに楽しみにしていた死神風な登場の彼の出番が本格的になりそうで、楽しみです♪ また、マスターやガーディアンやキューピッドの立場とも違いそうだし、いわふかだけじゃなくて他のメンバーにも絡みそうだなとわくわくしてます！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - おちゃさん» ありがとうございます! これからも頑張ります!! (2020年3月3日 21時) (レス) id: 3ccaf75687 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：怜
| 作成日時：2020年2月27日 23時
