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「私とA、幼馴染なの」
ニッコリと笑う結に、��こんな子と幼馴染とか羨ましい��とか��意外ー！��という言葉が飛び交う。
中には��だからか��と納得するような声も聞こえた。
「A…あんな感じで昔から人と接するの苦手で……
だから、あんまり無茶させないであげてね」
��お願い��と両手を合わせる結の姿は、誰がどう見ても完璧な��良い子��だった。
「Aになんかあったら私が許さないよ？」
そして可愛いだけじゃない、そんな意志の強さも持つ。
「花咲さんって意外と姉御肌的な？」
「そうかな〜？でも、Aにだけかも？」
「大事なんだな、朔夜の事」
「もちろんっ！」
成早や我牙丸がそう言えば、「でもさ〜」と遮ったのは五十嵐だった。
「あんま甘やかさない方がいいんじゃね？
だってマネの仕事だってほとんど結ちゃんがやってんだろ？
それとこれとは話が別じゃねって俺は思うけどなぁ」
「100歩譲らなくてもテメーが言う事じゃねえけどな」
「ンだと雷市てめぇ！」
「まあまあ二人とも落ち着きなよ」
「いいのいいの！私がそうしてあげたいだけだから」
「優しすぎか…………眩しい……」
もはや後光が射してる。
そんな幻覚が見えてしまいそうなほど、花咲結という人物は友を想い自身を犠牲にできる…そんな印象を持たせた。
「ふうん？」
「なんか、花咲って思ってた以上に頼もしいのな」
頭の後ろで手を組みながら相槌を打つ蜂楽と
その横では潔が感心したようにそう呟いていた。
．
『あ、来た来た』
ある程度準備が終わったところに結がやって来た。
そのまま一緒に来たらしく、チームZの皆に手を振ってからAの元に走ってくる。
その顔はなんだか嬉しそうだ。
「A！ありがとお〜」
『なんか嬉しそう？』
「えーそうかな？」
いつもと同じ笑顔だが、付き合いの長いAには分かる。
何か良いことがあった時の顔だ。
「ん〜…ねえA？」
『ん？』
「みんな、Aの事大好きなんだね」
『なにそれ怖い』
Aから言わせてみれば、それは結の方であり
_________��Aってさ��
_________��朔夜ってさ��
_________"なんか、冷たいよね��
何も知らないクセに近づいてくる人達は、苦手だった。
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作者名：noon | 作成日時：2023年4月21日 0時
