あの日手放したものをもう一度【ブルーロック】 (ページ2)

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始まりページ2

「あ、A〜！」

そう言って笑顔で手を振る幼馴染を見て驚いた。

なぜならここは＂青い監獄(ブルーロック)"

世界一のストライカーを創る実験をするための施設。

そんなところに、サッカーとは縁のないはずの幼馴染_________花咲結がいたからだ。

「あれ〜？眼鏡なんてしてたっけ？でもいいと思う！似合ってるよ！」

だけども不思議なことに、そんな疑問が浮かんだとしても、見知った存在がいると落ち着くものだ。

それが、朔夜Aにとって親友とも呼べるたった一人の存在なら尚更。

「もぉ〜！またそんな顔して！笑顔笑顔っ」

むにっとAの頬を摘んで無理やり笑顔を作る。

いつも無表情でいる事が多いAとは正反対に結は愛嬌がある。

明るい笑顔で人を惹きつける。

今もそんな笑顔でAに笑いかけながら

「これからよろしくね？」

と、可愛らしく言った。

辺りを見回せば他にも女子が数人。

それは数日前、一通の手紙からマネージャーとして招集された者達。

『うん、よろしく』

選手をサポートする為の存在。

_________ここから

もう一度夢をかなえるための物語が始まる。

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