終わり良ければ全て良し! ページ5
【Aside】
リアクションは三者一様で、見ていて面白かった。まるで大勢の前で演説をしているみたいだ。
中でも、リンチを切って睨みつけてくる「V字前髪さん」は最高だあ!
だが私は屈しない!
「けれど、入隊は無理そうなので、女中として雇って頂けませんか!」
何を隠そう、
それを知っている私、まじで天才!
その天才っぷりは祠に祀って崇められるくらい!……いや嘘!クラスでちょっと物知りなくらい!
「俺ァ別にいいと思いますがね。ソイツなら土方を心労で殺せそ……土方さんの補佐としても使えそうじゃねェですかィ」
「今心労で殺せそうって言おうとしたよな、そうだよな!?」
「やーだなァ、気のせいですよ土方さん。もう年ですか?そのまま年老いて死ね」
「お前が死ね」
(ナイス!「メス豚と言ってきた男の子」……!)
後半かなり物騒な話をしていた気がしなくもないが、聞いてない、聞こえてない。
「確かに、驚いたっちゃァ、驚いたが、根はいい子そうだし……俺も総悟の意見に賛成だなァ。……どうだ?トシ?」
「近藤さん」はそう言うと、「V字前髪さん」を見やる。「V字前髪さん」は口を開いたと思えば、また口を閉じ、難しい顔をした後、私の方を見ると、
「………わかった。Aつったな。不本意だが、認めてやるよ。……てめェを真選組女中に」
そんな、「V字前髪さん」の言葉により、私の“真選組女中”としての生活が始まったのだった。
.
88人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇愛*(プロフ) - 狗冰さん» ごめんなさい、レス押すのを忘れてました…… (2019年7月15日 13時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
暇愛*(プロフ) - ありがとうございます!稚拙な作品ですが、よろしくお願いします! (2019年7月14日 20時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
狗冰(プロフ) - 面白そうです!更新ファイト! (2019年7月14日 19時) (レス) id: aa5a4ed97b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:暇愛* | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月11日 2時