終わらない、終えられない ページ36
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『・・・私は、昔から面白いものが大好きで、言ってみれば、好奇心が旺盛で結構、ヤンチャしてたんです。』
…そう、昔からこんなだったから、よく銀時達と悪さをしては、松陽先生には怒られた。
…今となっては、数少ない、よき思い出。
『その性格もあって、興味本意から無理言って、攘夷戦争に参加して…。』
すぐに、現実を見た。
『…どんどん、仲間が居なくなっていった。昨日、同じ釜で飯を食べていた奴でさえも、明日生きているとは限らなかったっ…!』
…ほろり、といつの間にか床に垂れた涙。…それはもう、止まらない。
『__苦しかった、逃げたかった、こんな事なら、参加しなければよかったっ…。そう、毎日思った、…けどっ、そんなことは、許されなかったっ…!』
…許されなかった、許される訳がなかった。…幾つ、屍を越えようと、誰の屍を越えようと。
…あの地獄は、…終わらなかった。
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暇愛*(プロフ) - 狗冰さん» ごめんなさい、レス押すのを忘れてました…… (2019年7月15日 13時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
暇愛*(プロフ) - ありがとうございます!稚拙な作品ですが、よろしくお願いします! (2019年7月14日 20時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
狗冰(プロフ) - 面白そうです!更新ファイト! (2019年7月14日 19時) (レス) id: aa5a4ed97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇愛* | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月11日 2時