分かりやすいの境地 ページ35
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いつの間にやら酔いも覚め、過去の話となった今。…流れる空気はどーにも微妙だ。
『どうですかぁ?理解出来そうですかぁ?』
「腹立つからそれヤメろ」
おぉっと、いささか調子に乗っていたようである。鬼の副長を怒らせそうになってしまった。コワイ、コワイ。
・・・一旦、勢いよく息を吐くと、こちらを見て、まだ混乱する頭を使い、どうにか言葉を紡ごうとする土方さん。
「…あー、つまりはアレか、お前はじょうい浪士の残党でありながらも、社会に復帰して、更正したって事か」
『んー、まあ、そんな感じです』
どうやら、一通り理解が出来たようで、何処となく表情がスッキリしている。…なんて、分かりやすい。
「・・・んで、お前が溜めてんのはそこじゃねーんだろ」
『…流石、察しがいい。』
…そう、勿論、ここからが本題である。言わばここまでは茶番。
ゆっくり、ゆっくりと、・・・思い出したくない過去へと、…記憶を、想いを、志を、引き出して、__“無”になって、初めて他人にそれを語る。
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暇愛*(プロフ) - 狗冰さん» ごめんなさい、レス押すのを忘れてました…… (2019年7月15日 13時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
暇愛*(プロフ) - ありがとうございます!稚拙な作品ですが、よろしくお願いします! (2019年7月14日 20時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
狗冰(プロフ) - 面白そうです!更新ファイト! (2019年7月14日 19時) (レス) id: aa5a4ed97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇愛* | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月11日 2時