仲間として ページ39
【土方さんside】
暫く泣いてたそいつの嗚咽が収まり、泣き止んだと思ったら、バッ、と顔をあげ
『だから私は、もう、泣かないんです。』
屈託のない顔で笑ってそう言ったA。
その笑顔に少し胸がざわつくと同時に、
…コイツは強いんだったな、と思いだし、関心する。
今まで、仲間のため、死んでいっていった奴らの為に後ろを振り向かずに、前を見続けたA。
今の今まで誰に話す訳でもなく、ずっと抱えて来たんだ。ここでそれを吐き出すのは、何もおかしな事ではねェ。
…唇に弧を描いたまま、続けて話し出す
『ここで土方さんに聞いて貰って、吐き出したら、私は、前を向いて再発進するんです。』
明るく喋るAの裏側に、まだ影があるのは事実だろう。
それでも、Aが前を向いて行くというのなら、俺は、それを応援する他ないだろう。
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__一人の仲間として。
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暇愛*(プロフ) - 狗冰さん» ごめんなさい、レス押すのを忘れてました…… (2019年7月15日 13時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
暇愛*(プロフ) - ありがとうございます!稚拙な作品ですが、よろしくお願いします! (2019年7月14日 20時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
狗冰(プロフ) - 面白そうです!更新ファイト! (2019年7月14日 19時) (レス) id: aa5a4ed97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇愛* | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月11日 2時