検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:46,181 hit

ココアはヤバイ ページ2

【Aside】



私は、今までにないほどの気まずさを感じていた。



遡ること数分前。


客間のような部屋に通された私は、どうにか状況を飲み込もうと、落ち着きなくぐるりと部屋を見回す。


ここの隊士になるべく面接を受けたというのに、なぜに客間。解せぬ。


「とりあえず、俺はトシに相談してくるから、その人を頼んだぞ総悟」

「分かりやした。しっかり見張っとくんで」


目の前の栗髪の少年が(ちなみに赤ちゃん顔)、ゴリラ顔の人懐っこさそうな笑みを浮かべた人にそう告げると、パタンと音を立てて襖が閉まった。


(この人と二人きり……何を話そう?)


案内された客間疑惑をかけられている部屋はシンプルにきれいで、確か「応接室」?だった気がする。一体なにをどう応接されるんだろうか。

まあ、とりあえず至って普通の部屋に通されたわけですよ、私は。


ここまではまだ、“常識”として有り得る範囲、というか普通のことだった。ノーマル。



しかし!ここで事件が起きる!

栗髪の少年は私の方をじっと見ると、


「んじゃ、俺は近藤さんの言う通り見張るんで。大人しくしとけよ、メス豚」


(……いや、え………は?)


一瞬、驚きのあまり思考が停止したものの時間差で働き始める。


え……今、なんて言われた?メ、メス豚?……いやいやいや、いくら何でも初対面の人にそれはないって。


その時は、聞き間違いか何かだろうと軽く受け流していた。


「すいません、もう一度言ってもらっていいですか?」


正しく聞き取らなければ、と口を開いた。


「………」


………………無視。

む、無視ですかァァアアア!!!

何それ!?私がそれをされると一番傷つくことを知っていてやってるんですかコノヤローー!?





みたいな感じで、だんだんと気まずくなっちゃった、テンテン。


辛いわー、辛すぎてお姉さん体中からココア吹き出そう。


挙げ句そんな事まで考えだしてしまう始末。



もしかしてセットに失敗してV字前髪さん→←入隊希望者



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

暇愛*(プロフ) - 狗冰さん» ごめんなさい、レス押すのを忘れてました…… (2019年7月15日 13時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
暇愛*(プロフ) - ありがとうございます!稚拙な作品ですが、よろしくお願いします! (2019年7月14日 20時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
狗冰(プロフ) - 面白そうです!更新ファイト! (2019年7月14日 19時) (レス) id: aa5a4ed97b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:暇愛* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年6月11日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。