虎の娘《５》 (ページ41)

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対談 - 松田編 - ページ41

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今回の対談は元太。

映画の準備で忙しい中間を見つけて来てくれたらしい。

A 「わざわざごめんね」

松田「え、全然！俺Aちゃんの為なら何でもするよ」

元太には誰よりも迷惑かけたし傷付けたし嫌われても仕方ないのに、真っ直ぐな目をしてそう言ってくれて有難い。

A 「…元太って本当にいい子」

松田「本当に！？ありがとう！」

今日は特にテンションが高いのかブンブンと振っている尻尾がはっきり見える。

＿お互いの第一印象

松田「初めてAちゃんのことを生で見たのはトラジャの見学の時だったんだけど、すごいがむしゃらに5人に着いていってる感じがして純粋に格好良いなって思ってた。Aちゃんって後輩だけど尊敬出来るなって思った」

A 「え、そんなこと後輩にも言われたことないんだけどこんなとこでお世辞言わないでね？」

松田「言わないよ！ケイに聞いたら分かるよ、本当に俺ずっと絶賛してたもん」

A 「…やめて。なんか恥ずかしい」

松田「初心者の女の子だって聞いてたから正直舐めてた分、衝撃は結構大きかった」

A 「…え、正直元太初めて事務所に女の子が居るって聞いた時どう思った？」

松田「別にどうも思わなかった。周りの子は推され方とか気に入らないって言ってる子いっぱい居たけど、ジャニーさんが認めたってことはそれだけ魅力があるってことだし大人の方に気に入られるのも才能じゃん？素直に女の子にすら勝てない俺情けないなってやる気貰ってた」

A 「元太ってどこまでもいい子だよね。加入の時に絶対年下だって思って可愛がっちゃってからいい子って口癖になっちゃったけど本当にいい子」

松田「ねえやめて。いい子のゲシュタルト崩壊する」

A 「いい子のゲシュタルト崩壊って何(笑)」

松田「Aちゃんから見た第一印象は？やっぱいい子？」

A 「…いや、まあいい子もあるけどトラジャの加入権得るために舞台の合間に練習してるところ見たのが松松の第一印象だったから本当に努力家なんだなっていうのと素直なんだなって思ってた」

そう言うと元太は何故か飛び跳ねて喜んでくれた。