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Matsuda side









とりあえずAちゃんを連れて空いている部屋を借りてちゃかと隣に座る。









宮近 「なんか懐かしいね、入所してから初めてのレッスンの時A出来なさすぎて心折れて俺のところに走ってきて突然泣きじゃくってきたでしょ」









背中をさすりながら明るくそう話すちゃか。









その様子を隣で見ていて本当にずっと支えてきたのはちゃかなんじゃないかと思ってしまう。









宮近 「…その時俺も余裕無くて冷たく返しちゃったんだよね。でも…」









A 「うみが…、イチから教えてくれた…」









宮近 「そう。指導係俺だったのにトラジャに来たら助けるのはいっつも海人だった(笑)」









その言葉にAちゃんも大きく頷く。









加入したばかりどころか入所したばかりの頃からずっと味方だったなんて、考えなくても勝ち目が無いのが分かる。









宮近 「…スタッフさんに言われたのほんとにそれ海人だった?」









Aちゃんが落ち着いてきたタイミングで突然そんなことを言い出すちゃか。









いや、慰めるにしてもそれはいくらなんでも…









A 「…あ、私写真持ってきたんだ」









松田 「え、貰ったの!?」









色々とツッコミどころ満載なんだけど、とりあえず文春さんそんな簡単に写真持ち出させて大丈夫?









でもその写真に写っているのは完璧に海人と知らない綺麗な女性だった。









宮近 「…海人だね、」









A 「だよね、(笑)」









もはや諦めたのか笑ってそう言うAちゃん。









俺はまだ好きなんだよ、そんな絶望したような顔しないでよ。









俺が心の底から幸せな表情にさせてあげられたら良いのに、それが出来るのは海人だけ。









海人何やってるの?









早く戻ってきて撤回しなよ、俺奪っちゃうよ?









そんなことを考えながら写真の海人を睨んでいるとあることに気付いた。









松田 「…これ、海人笑ってる?」









暗闇の写真だから分かりにくいけど、明らかに楽しそうな時の表情では無い。









宮近 「え、ほんとじゃん。何なら嫌そうな顔してない?」









根拠は無いけど、俺とちゃかの謎の自信でAちゃんに案内してもらって海人とスタッフさんの居る部屋に向かった。

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美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナに気をつけてくださいね (2021年10月22日 8時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:y | 作成日時:2021年8月24日 8時

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