余命宣告はハッキング出来ますか【降谷零/安室透】

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降「NOCリストを狙った理由は何だ？」

「だから例の組織の情報見ちゃったんだって。アポなんとかって薬を飲んだ人のリストとかだったかな」

降「.......その証拠は」

「おじさん何でも証拠求め過ぎ、素直に信じてくれればいいじゃん？」

降「警察は証拠の無い話には付き合わないんだ」

「あーそれ！だからいつも嫌われるの！どうせ警察に言ったって助けてくれないし？みたいなさ！」

降「.......、要は組織の情報を見たから消されないように守ってほしいという事だろ？NOCリストまで盗む必要は無かったと思うが？」

「チッチッチ、分かってないなー」






エンジンを切った車内

先程貢いでやったユニク◯の衣服を身にまとい、
助手席でわざとらしく人差し指まで立てた様子に少し苛つく






「お巡りさん！私なんかよく分かんない組織の、なんかよく分かんない薬のデータ見ちゃったんです！助けて下さい！
えー？何言ってんだいお嬢ちゃん。お父さんお母さん心配してるから早く帰りなー。
ってなるのがオチでしょ？」

降「.........」

「自分から行ってダメなら来てもらわなきゃ！それも、ちゃんとその組織と薬に心当たりあるお巡りさんに」

降「......それでもNOCリストである必要は無かったはずだ」

「あーまぁ別に何でも良かったんだよね。ネットで色々調べたら、ああいう組織の事は公安警察って人達が専門みたいだったからさ。
でここからがハッカーの腕の見せ所！
説明しても分かんないと思うから省略するけど、カチカチやってたら、そのNOCリストだけすごい厳重に守られてて！
これはおじさん達を誘い出すエサにピッタリだー！って思ってハッキングしたの！
でもやっぱり悪いなーとも思って、せっかくわざわざ来てくれるんだから何かお返ししなきゃさ。
それであの可愛いランジェリー見つけたってわけ！
なのに脱がされてズタズタにされて、ちょっと悲しかったけど.......まぁ無事目標達成できたからヨシ！」

降「........お前、よく喋るな」

「.......今喋っておかないと、もうチャンスは無いかもしれないでしょ？あと、"お前"じゃなくて私には名前が、ッゴホッ！ゴホッゴホッ！！ゴホッ！.......はぁ.......」

降「風邪でも引いてるのか？」

「.......ちょっとイガイガするだけ。で！私にはAって名前があるから！ちゃんと名前で呼んで！」

降「はぁ........分かったよ」






こんな、うるさい程に賑やかなのは
久しぶりだな.......

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