蓮巳敬人〜今は、特別に〜 ページ2
想像つく人はつくと思うんですけどごめんなさい書きたいだけです温かく見守ってくd(ry
―――
「…A」
「……」
「キスしたい」
「……」
彼女は本を読んでいる。
全然、話を聞く気はないようだ。
いつもと立場が逆転しているのは、まぁ正直腑に落ちない。
「おい」
「しーっ」
また名前を呼ぼうとしたところで、彼女は人差し指を口に当てる。
というか、ここどこか分かってるか。
俺の家だぞ。
所謂、あの、俺が寝てるとこだぞ。
まだ何もしてないのを褒めて欲しいくらいだ。
「……キス…」
「……」
彼女は本にしっかりと栞を挟むと、ゆっくりと閉じた。
その仕草はあまりにも優雅で、周りにお花畑が見える。
多分、幻覚だ、思い込みだ。
「…もーうるさいよ、けーとくん。甘えたいの？」
「……ちが…っ……ん………」
最後まで言葉を発する前に、持っていかれた。
触れるだけの、優しいやつ。
「……」
「……っ……」
俺の唇と、彼女のそれが離れていく。
彼女は、余裕そうに笑っていた。
笑う…というか、ニヤニヤしていた。
「顔赤いよ」
「…うるさい」
「敬人くんがしたいって言ったのにね？」
それはそうだ。
それはそうだが、彼女からのものには弱いようだ。
でも、それは言ったらからかわれるのが目に見えているので言わないでおいた。
「で、私をどうするの？もう本読んでないし好きにしてどーぞ」
「…好きにして、なんて軽く言うもんじゃないぞ」
「知ってる。…敬人くんになら良いんでしょ？」
「…っ」
ずるい言葉ばっかり知っている。
その頭を少しでも学問の方に使ってくれればいいのに。
「…どうなっても知らんからな」
「うん」
ちゃんと忠告はした。
もう何があっても離さない。
「……」
「………！」
俺から。
長くて熱いやつをお届けしてやった。
特別サービスだ。
「…っ……。…なに、舌でもいれる？」
「……して欲しいなら、いいぞ」
「………遠慮しとく」
彼女はふいと顔を背けた。
機嫌を損ねたか。
…と、思ったが耳が赤いのに気がつく。
「…ふっ……」
「なに笑ってんの」
「…可愛いな」
「意味わかんない」
彼女の頬が紅潮していく。
それを隠したつもりなのか、俺の背中に腕を回すと胸に顔を埋めてきた。
もちろん、優しくそれを受け取りお返しする。
「…心臓すごい」
「お前も同じだろ？」
「…そーかもね」
頭も撫でてやる。
今は特別、気分がいいんだ。
…これで、終わりにしてやろう。
……今は。
――――
えっちぃ…
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ハム公(プロフ) - ほたるさん» 前作も読んでくださったんですね…！ありがとうございます！了解です。順番に消化していくので、遅くなる場合もありますが…必ず書きますので気を長くしてお待ちくださいm(_ _)m (2017年10月29日 23時) (
レス) id: 9d4c60e419 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - はすみんが可愛すぎて死んだ・・前のやつの最初は笑いまくりました！！リクエストで私は君よりも〇〇さんが好き（憧れ的な意味、好きではない）と言ってみたをお願いします！ (2017年10月29日 21時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
ハム公(プロフ) - *神*威*さん» 了解です！ありがとうございます。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: 9d4c60e419 (このIDを非表示/違反報告)
*神*威* - 誤字スミマセン！(笑)引き受けていただきありがとうございます！転校するでお願いします。 (2017年10月23日 9時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
ハム公(プロフ) - よつぎさん» わーありがとうございます！転校する、ということですかね…？EveとAdam頑張ります…笑 (2017年10月22日 17時) (レス) id: 9d4c60e419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴木 | 作成日時：2017年10月14日 23時
