１話 ページ2
「みんなお疲れ！スポーツドリンク飲むか？」
久しぶりに気が向いたから部活に出てみたら、全員集合。
帰ろうかと思ったけど、ゆうくんもいたしそのままいたら既に部活終了の時間となった。
「水でいい」
「あー、そうだったな。でも水よりやっぱりスポドリの方が吸収率…」
「別にいいでしょ？なずにゃんには分からないもんねぇ」
適当になずにゃんをあしらって、自分で持ってきたペットボトルに口をつける。
冷たい。
「おいっ、お前！なんであんなにボクを走らせるの！？ちょっと手加減してよー！意地悪ー！バカー！」
「……」
向こうで桃くんがはしゃいでる。
それを当たり前のように無視する、この学院のプロデューサーの柊。
確か下の名前が…玲、だったか。
うちの学年にも零ってやついた気がするけど、心底どうでもいい。
「聞けっ！このボクを無視していいと思ってるの！？」
「……」
「もう嫌いだから！！」
「私も嫌いだから」
「…！？」
そういう所だけ返すのか。
遠目から他人事のようにそう思う。
まぁ、実際他人事だ。
「そろそろ解散したいけど、一旦集合。少し相談がある」
なずにゃんが全体にそう声をかけた。
こういう風に、ミーティング、みたいなのは久しぶり…というか今までの記憶にない。
「ゆうくん、俺の隣おいで！」
「ひいっ…遠慮しときます…」
俺とゆうくんの微妙な関係に進展もなく、全員が集まり円になる。
「まぁそこまで真剣な話でもないから気楽に聞いてくれ」
話の内容は大会の話だった。
今までそういうのは出ていない。
教師にそういう話を突然持ちかけられたらしく、勝手に決めることは出来ないし…ということらしい。
でもその気遣いはありがたかった。
「パス」
「私もパスで」
「ボクも、忙しいからね」
「まぁ、みんながそういうなら僕はいいよ」
みんなやる気がない。
こんな状態で大会なんて考えられない。
というか考えたくない。
…と、いうことで、話は終わった。
「あ、そうだ。ちょっと時間遅くなっちゃったし、誰か玲のこと送ってってやってくれないか？」
思いつきのように、なずにゃんが言う。
実際思いつきだろう。
「ボクは迎えの車があるから無理だよ」
尚更送ってけ、という感じだが、ここは黙っておく。
「僕はちょっと職員室寄って行かなきゃいけないから」
「うーん、そっか。おれはこれからこの話のこと伝えに行くから遅くなると思う…」
全員が、こちらを見る。
嫌な予感しかしなかった。
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ハム公(プロフ) - もりちあのめがねさん» ｱｱｱありがとうございまｧｧｧｧｯｽ!!!!今のとこあんま喰種要素出せてなくてすみません…笑 更新遅くなると思いますが、最後までみとどけていただければ嬉しいです…！ (2017年11月7日 18時) (
レス) id: 9d4c60e419 (このIDを非表示/違反報告)
もりちあのめがね - 最初、あんスタと東京種喰って最高やんけと思って読んだら最高でした。神です!!!セナも大好きだし!!!更新楽しみにしていまｱｱｱｱｱｯｽ!!!!!!!! (2017年11月6日 16時) (レス) id: e231ea7ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年9月17日 17時
