検索窓
今日:18 hit、昨日:4 hit、合計:3,607 hit

雛鶴くんは不良である ページ2

西条雛鶴という男は、慈悲という言葉の反対に位置する



学校のチャイムがなる頃、雛鶴だいたいゲームセンターにいる
別段、ゲームが好きだとか得意だとか。そういう訳でもないが学校にいるより暇じゃないと、ゲームセンターのベンチに座って騒音に耳を傾ける

ぐるりと店内を目線だけで見回す。昼間から音ゲーを必死にやってるメガネの常連。メダルを必死に貯めてようやく7000枚まで増やした汗だくのおっさん。キュインキュインと必死に鳴く機械に遊ばれる大人たちに雛鶴はこうはなりたくないと若者の思考を巡らせる。

こんな大人になりたくないが、暇つぶしに眺めるには丁度いいのだ

「おい、お前西条雛鶴だろ、ツラ貸せよ」

これだから不良の釣れる穴場(ゲームセンター)は辞められない

***

「…それで?俺に用事なんだっけ」

ザリ…とスニーカーと地面が擦れる音が響く
表は人通りもあるのに路地裏はこう静かでジメジメしてて嫌になる
呼び出して来たくせにこいつは地面が好きなのかずっと地面にキスしてる。

「なぁ?俺言ってくれなきゃわかんねぇんだけど」

あの女が言ってたンだわ
【弱者には優しくすること】
だから俺は目線を合わせて話そうと思ってしゃがんでやってんのに。こいつピクリとも動かねぇんだけど
仕方ねぇから髪の毛を掴んで引っ張り上げる

「お、やっと目が合ったな♡で?俺に用事があんだろ?なぁ?」
「ご、ごぇ、らさ…も、ゆぅひへ…!」

何言ってるかわかんねぇな、歯全部は抜いてないはずなんだけどなぁ

「お前さ、口から血出てて汚ぇし質問に答えろよ、お前みたいな雑魚が、俺に敵うと思ったのか?なぁ?少しでも俺に敵うと思ったから喧嘩売ったんだよなぁ??違うか?何とか言えよ」

泣いて、鼻水垂らして、口からは血がダラダラ垂れてる
ガチで汚ぇ
なのに縋りつこうと手を伸ばしてくる雑魚

「お前さ、触んなよ。爪剥いだんだから血が着くだろ」
「ごぇ、らざ、ぉえんらざぃ゛!ずぃ゛まぜ!ゆ゛るじで!」

泣いて悲願する男を見ていいことを思いつく
これまでにないほど名案だ

「な、お前さ、俺の言うこと1個だけ聞いてくれる?」
「ぎ、きぎまず!なんでも、ぉ、ぎき、まず!!」

頭振るだけでもきついはずなのにコクコクと壊れた首振り玩具みたいに頭を振り続ける雑魚


の両足を折る

「!?!ぁ゛あぁ゛ああああ!!ぃぎあっ!いだいっいだいぁ゛ぃあああ゛!」

雛鶴くんは不良である2→←雛鶴くんには飼い主がいる



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:女攻め , 攻め主 , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - こーさん» コメントありがとうございます〜。見てくれている方がいらっしゃるとやる気も出ますね!近々更新します! (7月30日 1時) (レス) id: 05f601c1cf (このIDを非表示/違反報告)
こー - 更新して欲しいです泣 (7月30日 1時) (レス) @page4 id: 1ce68e4ae3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年10月31日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。